駄菓子屋のばあちゃんの歌 歌詞 どぶろっく ふりがな付

長ながい影かげを引ひき連つれて
ゴム草履ぞうりパタパタ鳴ならして
駄菓子屋だがしやまでの一本道いっぽんみち
息切いききらして走はしった
汗あせを拭ぬぐうのも忘わすれて
アイスに夢中むちゅうでかぶりついて
俺おれたちは世界せかいの真まん中なかで
わけもなく笑わらった

駄菓子屋だがしやのばあちゃんはいつも
悪わるガキどもとしかりつけては
皺しわだらけの顔かおくしゃくしゃにして
微笑ほほえみ包つつんでくれた

そして今いま
いかないように 出ださないように
ばあちゃんの笑顔えがおを思おもい出だして
果はてないように フィニらぬように
ばあちゃんのがんばれって声こえを思おもい出だして

いかないように 出ださないように
この手てをばあちゃんの手てだと思おもって
果はてないように フィニらぬように
ばあちゃんの入いれ歯ばを思おもい出だして
飛とばさぬように 漏もらさぬように
ばあちゃんのつっかけを思おもい出だして
抜ぬかないように シャセーらぬように
ばあちゃんの伸のびきった干ほし柿がき思おもい出だして
あの日ひのように麩ふ菓子がしを握にぎりしめて