Siriu 歌詞 大神ミオ ふりがな付

ごめんね ありがとう
声こえにしてみても
届とどかない 戻もどらない
あの日ひの僕ぼくらは
悴かじかむ手て 繋つないで
朝あさに怯おびえて震ふるえていた

失なくさないで、と
消きえないで、と願ねがっても
色褪いろあせてゆく 記憶きおくの欠片かけら
抱だきしめ 眠ねむるよ

「逢あいたい」

ただ、願ねがうほどに
目めを閉とじて
醒さめない夢ゆめの中なか
いつかの君きみを探さがしてる
僕ぼくはまだ あの夜よるを
ひとり、歩あるこう

呼吸こきゅうも 温度おんども
失なくした世界せかいに
約束やくそくは今いまも 美うつくしいままで
夜空よぞらに咲さいている
君きみの声こえだけ 聞きこえないよ

ここにいるのに
叫さけぶのに 夜よるはまた
隠かくしてしまう
やさしい嘘うそで
包つつんで 溶とかして

「またあした」

も、言いえないまま
彼方かなたへとゆく
君きみを想おもうよ
もう一度いちどだけ笑わらいかけて
きっとまた
それだけで、僕ぼくは

止とまっていた
季節きせつがほどけるように
やがて 夜よるは明あけるから
動うごき出だす
時間じかんがふたりを別わかつ
遠とおく離はなれても
心こころは 繋つなげて

「さよなら」

こぼれた涙なみだは
君きみがゆく あの空そらを飾かざるよ
迷まよわないように
輝かがやいていて
いつだって 忘わすれない
君きみを

想おもうよ、明日あしたも
歌うたうよ、未来みらいを

「逢あいたい」

願ねがうほどに
僕ぼくら、また
めぐり逢あう日ひまで

「おやすみ」