よみ:むじゅんというなのつぼみ
矛盾という名の蕾 歌詞 ミュージカル 刀剣乱舞 ~阿津賀志山異聞~
-
刀剣男士 team三条
- 2016.8.10 リリース
- 作曲
- 浅井さやか & YOSHIZUMI
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「…私わたしは、戦いくさがあまり好すきではなくてね。」
「? うん。」
己おのれが武器ぶきである事こと 忘わすれた事ことはない
この身みに刻きざまれた宿命しゅくめい
忘わすれるはずがない
命奪いのちうばい合あう『物もの』として
我われらは生うまれた
「うん。」
皆みなそれぞれ
命いのちのやり取とりを経へて、ここにいる
「加州清光かしゅうきよみつ、君きみにも身みに覚おぼえがあるのでは?」
「…。」
「…その中なかでも…今剣いまのつるぎさんは大おおきな
矛盾むじゅんを抱かかえている…。」
「矛盾むじゅん…。」
肉体にくたいを得えることによって生うまれた矛盾むじゅんという蕾つぼみ
感情かんじょうという花はなを咲さかせる
あの小ちいさな身体からだに宿やどった蕾つぼみは
今いままさに花開はなひらこうとしている
悲かなしみという花はな
「…悲かなしみ、か。」
「…今剣いまのつるぎさんは…かつての主あるじである
源義経みなもとのよしつねを…。」
「…ああ、そうだったね。」
「…。」
「…アンタがなんで戦いくさが嫌きらいなのか…わかった気きがする。」
「…え?」
「…ずっと、人間にんげんのそばでさ、病気びょうきや怪我けがを治なおしたいっていう思おもいとか願ねがいとか、受うけ止とめてきたんでしょ?」
「…ああ。」
「…でも…でも…。」
自分じぶんが武器ぶきだって事こと
忘わすれるなんて出来できなくて
この身みに刻きざまれた宿命しゅくめい
受うけ入いれるしかなくて
命奪いのちうばい合あう『物もの』として生いきるしか
なくて
そして…俺おれも
私わたしも
命いのちのやり取とりを経へて ここにいる
「そりゃあ戦嫌いくさぎらいにもなるよな…。
戦いくさほど悲かなしみを生うむものはないんだ
から。」
「…。」
「…アンタも、大おおきな矛盾むじゅんを抱かかえて
いたんだね。」
「? うん。」
己おのれが武器ぶきである事こと 忘わすれた事ことはない
この身みに刻きざまれた宿命しゅくめい
忘わすれるはずがない
命奪いのちうばい合あう『物もの』として
我われらは生うまれた
「うん。」
皆みなそれぞれ
命いのちのやり取とりを経へて、ここにいる
「加州清光かしゅうきよみつ、君きみにも身みに覚おぼえがあるのでは?」
「…。」
「…その中なかでも…今剣いまのつるぎさんは大おおきな
矛盾むじゅんを抱かかえている…。」
「矛盾むじゅん…。」
肉体にくたいを得えることによって生うまれた矛盾むじゅんという蕾つぼみ
感情かんじょうという花はなを咲さかせる
あの小ちいさな身体からだに宿やどった蕾つぼみは
今いままさに花開はなひらこうとしている
悲かなしみという花はな
「…悲かなしみ、か。」
「…今剣いまのつるぎさんは…かつての主あるじである
源義経みなもとのよしつねを…。」
「…ああ、そうだったね。」
「…。」
「…アンタがなんで戦いくさが嫌きらいなのか…わかった気きがする。」
「…え?」
「…ずっと、人間にんげんのそばでさ、病気びょうきや怪我けがを治なおしたいっていう思おもいとか願ねがいとか、受うけ止とめてきたんでしょ?」
「…ああ。」
「…でも…でも…。」
自分じぶんが武器ぶきだって事こと
忘わすれるなんて出来できなくて
この身みに刻きざまれた宿命しゅくめい
受うけ入いれるしかなくて
命奪いのちうばい合あう『物もの』として生いきるしか
なくて
そして…俺おれも
私わたしも
命いのちのやり取とりを経へて ここにいる
「そりゃあ戦嫌いくさぎらいにもなるよな…。
戦いくさほど悲かなしみを生うむものはないんだ
から。」
「…。」
「…アンタも、大おおきな矛盾むじゅんを抱かかえて
いたんだね。」