人ひとの心こころは
変かわるというが
いいえ逢あうたび
好すきになる
小枝こえだだきしめ
啼なく春蝉はるせみの
声こえを窓辺まどべで
ききながら
わかる気きがする
忍しのび宿やど
添そえぬさだめと
あきらめながら
人ひとを恋こいする
身みのつらさ
はなればなれに
電車でんしゃに乗のって
あなた くるかと
待まちわびる
宿やどの時計とけいの
おそいこと
思おもい叶かなわぬ
恋こいなら熱あつく
いのち燃もやして
終おわりたい
逢あえば一夜ひとよで
別わかれにゃならぬ
恋こいを恨うらんで
ちぎり灯びの
かげで小夜着さよぎの
帯おびが泣なく
人hitoのno心kokoroはha
変kawaるというがrutoiuga
いいえiie逢aうたびutabi
好suきになるkininaru
小枝koedaだきしめdakishime
啼naくku春蝉harusemiのno
声koeをwo窓辺madobeでde
ききながらkikinagara
わかるwakaru気kiがするgasuru
忍shinoびbi宿yado
添soえぬさだめとenusadameto
あきらめながらakiramenagara
人hitoをwo恋koiするsuru
身miのつらさnotsurasa
はなればなれにhanarebanareni
電車densyaにni乗noってtte
あなたanata くるかとkurukato
待maちわびるchiwabiru
宿yadoのno時計tokeiのno
おそいことosoikoto
思omoいi叶kanaわぬwanu
恋koiならnara熱atsuくku
いのちinochi燃moやしてyashite
終oわりたいwaritai
逢aえばeba一夜hitoyoでde
別wakaれにゃならぬrenyanaranu
恋koiをwo恨uraんでnde
ちぎりchigiri灯biのno
かげでkagede小夜着sayogiのno
帯obiがga泣naくku