君きみは王女おうじょ 僕ぼくは召使めしつかい
運命分うんめいわかつ 哀あわれな双子ふたご
君きみを守まもる その為ためならば
僕ぼくは悪あくにだってなってやる
期待きたいの中僕なかぼくらは生うまれた
祝福しゅくふくするは教会きょうかいの鐘かね
大人おとなたちの勝手かってな都合つごうで
僕ぼくらの未来みらいは二ふたつに裂さけた
たとえ世界せかいの全すべてが
君きみの敵てきになろうとも
僕ぼくが君きみを守まもるから
君きみはそこで笑わらっていて
君きみは王女おうじょ 僕ぼくは召使めしつかい
運命分うんめいわかつ 哀あわれな双子ふたご
君きみを守まもる その為ためならば
僕ぼくは悪あくにだってなってやる
隣となりの国くにへ出でかけたときに
街まちで見みかけた緑みどりのあの娘こ
その優やさしげな声こえと笑顔えがおに
一目ひとめで僕ぼくは恋こいに落おちました
だけど王女おうじょがあの娘このこと
消けしてほしいと願ねがうなら
僕ぼくはそれに応こたえよう
どうして?涙なみだが止とまらない
君きみは王女おうじょ 僕ぼくは召使めしつかい
運命分うんめいわかつ 狂くるおしき双子ふたご
「今日きょうのおやつはブリオッシュだよ」
君きみは笑わらう 無邪気むじゃきに笑わらう
もうすぐこの国くには終おわるだろう
怒いかれる国民こくみんたちの手てで
これが報むくいだというのならば
僕ぼくはあえて それに逆さからおう
「ほら僕ぼくの服ふくを貸かしてあげる」
「これを着きてすぐお逃にげなさい」
「大丈夫僕だいじょうぶぼくらは双子ふたごだよ」
「きっとだれにもわからないさ」
僕ぼくは王女おうじょ 君きみは逃亡者とうぼうしゃ
運命分うんめいわかつ 悲かなしき双子ふたご
君きみを悪あくだというのならば
僕ぼくだって同おなじ 血ちが流ながれてる
むかしむかしあるところに
悪逆非道あくぎゃくひどうの王国おうこくの
頂点ちょうてんに君臨くんりんしてた
とても可愛かわいい僕ぼくの姉弟きょうだい
たとえ世界せかいの全すべてが
君きみの敵てきになろうとも
僕ぼくが君きみを守まもるから
君きみはどこかで笑わらっていて
(ついにその時ときはやってきて
終おわりを告つげる鐘かねが鳴なる
民衆みんしゅうなどには目めもくれず
君きみは私わたしの口癖くちぐせをいう)
君きみは王女おうじょ 僕ぼくは召使めしつかい
運命分うんめいわかつ 哀あわれな双子ふたご
君きみを守まもる その為ためならば
僕ぼくは悪あくにだってなってやる
もしも生うまれ変かわれるならば
その時ときはまた遊あそんでね
君kimiはha王女oujo 僕bokuはha召使meshitsukai
運命分unmeiwaかつkatsu 哀awaれなrena双子futago
君kimiをwo守mamoるru そのsono為tameならばnaraba
僕bokuはha悪akuにだってなってやるnidattenatteyaru
期待kitaiのno中僕nakabokuらはraha生uまれたmareta
祝福syukufukuするはsuruha教会kyoukaiのno鐘kane
大人otonaたちのtachino勝手katteなna都合tsugouでde
僕bokuらのrano未来miraiはha二futaつにtsuni裂saけたketa
たとえtatoe世界sekaiのno全subeてがtega
君kimiのno敵tekiになろうともninaroutomo
僕bokuがga君kimiをwo守mamoるからrukara
君kimiはそこでhasokode笑waraっていてtteite
君kimiはha王女oujo 僕bokuはha召使meshitsukai
運命分unmeiwaかつkatsu 哀awaれなrena双子futago
君kimiをwo守mamoるru そのsono為tameならばnaraba
僕bokuはha悪akuにだってなってやるnidattenatteyaru
隣tonariのno国kuniへhe出deかけたときにkaketatokini
街machiでde見miかけたkaketa緑midoriのあのnoano娘ko
そのsono優yasaしげなshigena声koeとto笑顔egaoにni
一目hitomeでde僕bokuはha恋koiにni落oちましたchimashita
だけどdakedo王女oujoがあのgaano娘koのことnokoto
消keしてほしいとshitehoshiito願negaうならunara
僕bokuはそれにhasoreni応kotaえようeyou
どうしてdoushite?涙namidaがga止toまらないmaranai
君kimiはha王女oujo 僕bokuはha召使meshitsukai
運命分unmeiwaかつkatsu 狂kuruおしきoshiki双子futago
「今日kyouのおやつはnooyatsuhaブリオッシュburiossyuだよdayo」
君kimiはha笑waraうu 無邪気mujakiにni笑waraうu
もうすぐこのmousugukono国kuniはha終oわるだろうwarudarou
怒ikaれるreru国民kokuminたちのtachino手teでde
これがkorega報mukuいだというのならばidatoiunonaraba
僕bokuはあえてhaaete それにsoreni逆sakaらおうraou
「ほらhora僕bokuのno服fukuをwo貸kaしてあげるshiteageru」
「これをkorewo着kiてすぐおtesuguo逃niげなさいgenasai」
「大丈夫僕daijoububokuらはraha双子futagoだよdayo」
「きっとだれにもわからないさkittodarenimowakaranaisa」
僕bokuはha王女oujo 君kimiはha逃亡者toubousya
運命分unmeiwaかつkatsu 悲kanaしきshiki双子futago
君kimiをwo悪akuだというのならばdatoiunonaraba
僕bokuだってdatte同onaじji 血chiがga流nagaれてるreteru
むかしむかしあるところにmukashimukashiarutokoroni
悪逆非道akugyakuhidouのno王国oukokuのno
頂点choutenにni君臨kunrinしてたshiteta
とてもtotemo可愛kawaiいi僕bokuのno姉弟kyoudai
たとえtatoe世界sekaiのno全subeてがtega
君kimiのno敵tekiになろうともninaroutomo
僕bokuがga君kimiをwo守mamoるからrukara
君kimiはどこかでhadokokade笑waraっていてtteite
(ついにそのtsuinisono時tokiはやってきてhayattekite
終oわりをwariwo告tsuげるgeru鐘kaneがga鳴naるru
民衆minsyuuなどにはnadoniha目meもくれずmokurezu
君kimiはha私watashiのno口癖kuchiguseをいうwoiu)
君kimiはha王女oujo 僕bokuはha召使meshitsukai
運命分unmeiwaかつkatsu 哀awaれなrena双子futago
君kimiをwo守mamoるru そのsono為tameならばnaraba
僕bokuはha悪akuにだってなってやるnidattenatteyaru
もしもmoshimo生uまれmare変kaわれるならばwarerunaraba
そのsono時tokiはまたhamata遊asoんでねndene