霞晴かすみはれて春はるうらら
淡あわき恋こいの夢醒ゆめさまし
遠とおき道みちを行ゆく人ひとの
忘わすられぬ面影おもかげよ
そっと手てを振ふる
気きづかれぬよう
胸むねの震ふるえを
桜さくらひとひら風かぜのまにまに
ひらりひらりと舞まい踊おどる
春はるの漫そぞろに旅立たびだつ人ひとは
帰かえるでしょうか
散ちりゆくこと知しりながら
花はなは何故咲なぜさくのでしょうか
移うつろいゆく儚はかなさに
永遠えいえんを見みるのでしょう
ずっと昔むかしのお伽噺とぎばなしを
聞きいているよう
涙なみだひとつぶ頬ほほを伝つたえば
ほろりほろりと止とめどなく
海うみに沈しずんだ真珠しんじゅの数かずを
数かぞえましょうか
霞深かすみふかき春はるおぼろ
偲しのぶ恋こいの影哀かげかなし
心千々こころちぢに乱みだされて
泣なき濡ぬれる幻まぼろしよ
遥はるか彼方かなた
微笑わらうあなたに
逢あいに行ゆきます
桜舞さくらまい散ちる道みちをひとりで
ふらりふらり歩あるいてます
花はなの行方ゆくえを尋たずねてゆけば
逢あえるでしょうか
逢あえるでしょうか
霞晴kasumihaれてrete春haruうららurara
淡awaきki恋koiのno夢醒yumesaましmashi
遠tooきki道michiをwo行yuくku人hitoのno
忘wasuられぬrarenu面影omokageよyo
そっとsotto手teをwo振fuるru
気kiづかれぬようdukarenuyou
胸muneのno震furuえをewo
桜sakuraひとひらhitohira風kazeのまにまにnomanimani
ひらりひらりとhirarihirarito舞maいi踊odoるru
春haruのno漫sozoろにroni旅立tabidaつtsu人hitoはha
帰kaeるでしょうかrudesyouka
散chiりゆくことriyukukoto知shiりながらrinagara
花hanaはha何故咲nazesaくのでしょうかkunodesyouka
移utsuろいゆくroiyuku儚hakanaさにsani
永遠eienをwo見miるのでしょうrunodesyou
ずっとzutto昔mukashiのおnoo伽噺togibanashiをwo
聞kiいているようiteiruyou
涙namidaひとつぶhitotsubu頬hohoをwo伝tsutaえばeba
ほろりほろりとhororihororito止toめどなくmedonaku
海umiにni沈shizuんだnda真珠shinjuのno数kazuをwo
数kazoえましょうかemasyouka
霞深kasumifukaきki春haruおぼろoboro
偲shinoぶbu恋koiのno影哀kagekanaしshi
心千々kokorochijiにni乱midaされてsarete
泣naきki濡nuれるreru幻maboroshiよyo
遥haruかka彼方kanata
微笑waraうあなたにuanatani
逢aいにini行yuきますkimasu
桜舞sakuramaいi散chiるru道michiをひとりでwohitoride
ふらりふらりfurarifurari歩aruいてますitemasu
花hanaのno行方yukueをwo尋tazuねてゆけばneteyukeba
逢aえるでしょうかerudesyouka
逢aえるでしょうかerudesyouka