NOW AND FOREVER (30 YEARS LATER) 歌詞 HIM ふりがな付

下弦かげんの月つきが 雲間くもまで光ひかり解ほどき
墨絵すみえの街まち 色いろづける
海うみの底そこのような静寂せいじゃくに
あなたの穏おだやかな寝息ねいき

夏なつに燃もえ尽つきた夢ゆめ
溶とけた太陽たいようのせいで
焦こげた匂においの風かぜが吹ふいて
心こころで蜩ひぐらしが鳴なく

あれから いくつのさよなら
僕ぼくらは超こえてきたんだろう
どの状況じょうきょうにいても いつでも
感かんじてこれた 刹那せつなの FOREVER
怖こわいくらいの夕焼ゆうやけも
染井吉野そめいよしのも日蝕にっしょくも
限かぎりあるから胸むねを射抜いぬく
守まもりたい人ひとがいるよ

振ふり向むいてみれば 蜃気楼しんきろうの過日かじつ
彼方かなたほど煌きらめいている
恋こいに恋こいした季節きせつは
愛あいの何なにも知しらなくて

明日あしたに はぐれ彷徨さまよい
遠回とおまわりをした旅路たびじ
でもその果はてに 凛りんと美うつくしく
健気けなげな花はなが咲さいてた

あれから いくつの出逢であいが
僕ぼくらを抱だきしめたんだろう
然しかるべき時ときに 然しかるべき人ひとが
待まっててくれた 奇跡きせきさ それは
暖あたたかく降ふり積つもった雪ゆき
沈丁花じんちょうげ薫かおる無人むじん駅えき
あなたに過去形かこけいで伝つたえたい
諦あきらめかけてた夢ゆめがあったと

遥はるか遠とおい時代ときの光ひかり放はなつ星ほしは
二人ふたりを優やさしく照てらすよ
[NOW AND FOREVER]
今生こんじょうの縁えん そのもっと先さきまで

想像そうぞう以上いじょうの将来しょうらいを
世界せかいと そして あなたと共有きょうゆうしたい
[FOREVER]
ささやかな日常ひびの幸しあわせは
葛藤かっとう、不安ふあん、挫折ざせつや空虚くうきょさと
[いつだって] 表裏一体ひょうりいったい
融通ゆうずう効きかない正念場しょうねんばに
新あたらしい夢ゆめがひとつ

[LET'S HAVE SWEET DREAMS]
[LOOKING AT THE SAME MOON]
[LET'S HAVE SWEET DREAMS]

THERE IS A WAY, FOREVER