さくら咲かないで 歌詞 菅井純愛 ふりがな付

あの日ひの涙なみだも
しわくちゃ笑顔えがおも
全部ぜんぶ 全部ぜんぶ キミのせいだ
まださくら咲さかないで

今日きょうもまた乗のり過すごした一駅先ひとえきさき
電車でんしゃの窓まどで慌あわてて整ととのえていた前髪まえがみはそう

君きみとすれ違ちがうその一瞬いっしゅんのためで
雪ゆきとさくらの境界線きょうかいせん
溶とける前まえに忘わすれる前まえに
ああ 「君きみが好すき」早はやく言いわなくちゃ

あの日ひの涙なみだも
しわくちゃ笑顔えがおも
全部ぜんぶ 全部ぜんぶ キミのせいだ
まださくら咲さかないで
キミの特別とくべつに僕ぼくがなれますように
なんて言いえないよ

毎朝君まいあさきみが聞きいていた その音楽おんがく
試ためしに聞きいてみたら
ちょっとだけ近ちかづけたみたい

君きみの好すきなものを好すきになりたくて
雑音ざつおんの中君なかきみの声こえを探さがしていた
そんな毎日まいにち
ねえ 僕ぼくたちはただのクラスメイト？

次つぎの春はるは君きみの隣となりにいたいな
だけど だけど君きみの前まえじゃ
言葉ことばが出でてこないよ
出会であいと別わかれを告つげるように花はなは咲さく
このままじゃ変かわらないよな

まださくら咲さかないで

寒さむさで染そまった君きみの横顔よこがおに
いつも僕ぼくは見惚みとれるだけ
ああ 今日きょうが終おわってしまう

あの日ひの涙なみだも
しわくちゃ笑顔えがおも
全部ぜんぶ 全部ぜんぶ キミのせいだ
まださくら咲さかないで
キミの特別とくべつに僕ぼくがなれますように
「ねえ 話はなしをしようよ」

隣となりで笑わらうのも
喧嘩けんかして泣なくのも
全部ぜんぶ 全部ぜんぶキミがいいな
さあ 春はるのその先さきへ
明日あしたも明後日あさっても何十年後なんじゅうねんごも
ああ さくら散ちらないで