UNDERGROUND SEARCHLIE 歌詞 UNDERGROUND SEARCHLIE ふりがな付

人ひとを嫌きらいになると
君きみの頭あたまの上うえでいつもミラーボールがまわる
クルクルクルと
わかってるっていうのにマチ針ばりを軸じくにして
いつまでもまわりやがるんだ
魚さかなのウロコのいっぱいついた半はん魚人ぎょじんみたいな
まぶしく光ひかるあの球体きゅうたいはオレだ

十じゅう七歳ななさいの記念日きねんびに
一晩ひとばんで何人なんにんの人ひとを殺ころせるか試ためしてみたくて
吉田よしだレンタル衣装屋いしょうやに八やつ墓村はかむらの格好かっこうを注文ちゅうもんしたのだが
「あいにく今いまこれしかないんです」
手渡てわたされた服ふくは えりの大おおきい道化どうけみたいなスーツで
ジョン・トラボルタが着きていたのとまったく同おなじ物もの
おりしも土曜どようの夜よる
フィーバーだ フィーバーだ
サタデーナイトはフィーバーだ
ジョン・トラボルタの名なの下もとに
俺おれは踊おどる殺人鬼さつじんきとなる
ミラーボールに照てらされて
俺おれは踊おどる殺ころし屋やになる
踊おどりながらでも殺ころせるのは
そりゃあステップの踏ふめない
しょぼくれの、あらくれの
どうしょうもない十じゅう七歳ななさいに決きまってる

ナマハゲに犯おかされた秋田あきた美人びじんみたいに
痙攣けいれんさせてあげるから名乗なのれよ
「僕ぼくには何なにもありません」って告白こくはくしろよ
何なにもできないんです
自分じぶんの中なかに誰だれかいて、
いつか暴あばれてやるなんて言いってるけどウソなんです
ただ途方とほうに暮くれるばかりです
これではまるでソフトビニールのピグモンです
ガラモンにさえなれません
殺ころして下ください
ねぇあんた踊おどりながら殺ころしておくれよ
ヘイ ミスタートラボルタ!
ダンスが上手じょうずね
プリーズ・ミーのヘッドをミラーボールとチェンジして
キラキラ輝かがやく、魚さかなのウロコのテラテラ光ひかるミラーボールで
僕ぼくの全すべてをまわして下ください

僕ぼくには何なにもありませんって告白こくはくしろよ
五体ごたい満足まんぞくなだけですって悟さとれよ
僕ぼくには何なにもありませんって告白こくはくしろよ
五体ごたい満足まんぞくなだけですって居直いなおれよ
僕ぼくには何なにもありませんって告白こくはくしろよ
五体ごたい満足まんぞくなだけですって謝あやまれよ
僕ぼくには何なにもありませんって告白こくはくしろよ
五体ごたい満足まんぞくなだけですって笑わらえよ
僕ぼくには…