生きてゆく 歌詞 神谷友志 ふりがな付

家いえに帰かえってテレビを付つけて
1日にちの終おわりに思おもうことは
今日きょうもまた1日にちが終おわった
たったそれだけ

32型がたテレビの中なかで輝かがやいている年下とししたの人達ひとたち
自分じぶんの方ほうが長ながく生いきているのに
どうしてこんなにも違ちがっているのか

"今いまの自分じぶんのまま生いきて幸しあわせになれるんですか?"
返かえってくるはずもない問といに
溜ため込こんだ想おもいが込こみ上あげる

誰だれもが今日きょうより良よい明日あしたを願ねがっている
でもさして変かわらぬ明日あしたがまた待まっている
そんなことがほとんどで わかっててそれでも
また生いきてゆくことしかできないんだろう

夢ゆめは見みるけど現実げんじつも見据みすえ
夢ゆめ傍かたわらに選えらんだ道みちで
本当ほんとうにそれでいいか?と
聞きかれたら多分たぶん答こたえられない

周まわりの人ひとは割わりと優やさしいし
そこまで悪わるい環境かんきょうじゃないけど
特別とくべつ得意とくいでもない作業さぎょうに
頭あたまを痛いため続つづける日々ひびの繰くり返かえし

"今いま自分じぶんが歩あるいている道みちは本当ほんとうに正ただしいんですか?"
溢あふれ出だしかけた涙なみだを 強つよく噛かみ締しめまた歩あるいてゆく

誰だれもが今日きょうより良よい明日あしたを願ねがっている
でも昨日きのうより辛つらい今日きょうが訪おとずれることもある
どれだけ深ふかく傷付きずついても
またやって来くる明日あしたを歩あるいてゆく
きっとそういうものなんだろう

"自分じぶんで決きめた道みちなら
生いき抜ぬいた先さきで心こころから笑わらえるでしょう?"
不安ふあんも 葛藤かっとうも 傷きずも 涙なみだも
全すべて抱かかえてまた生いきてゆく

誰だれもが今日きょうより良よい明日あしたを願ねがっていて
さして変かわらぬ明日あしたがまた訪おとずれたとしても
各々おのおのの生いき方かたで 各々おのおのの道みちを歩あるいて
出会であったものに一喜一憂いっきいちゆうして また歩あるいて
昨日きのうより前まえに進すすむことが大事だいじなんだろう
そうやって強つよくなっていくんだろう

それが人生じんせいなんだろう