みにくいケモノ 歌詞 沢田凛,一筆かもめ feat. 初音ミク,音街ウナ ふりがな付

生いけたアネモネ砕くだけたままの花瓶かびんに夜光やこう。
湿気しっけた国道こくどうでスリップした、鉛色なまりいろの軽けいに赤色あかいろ。
篠突しのつく雨あめで眩くらんだ。モニター白紙はくしのまま……
生いきたカイロで浮うかんだ星ほしは瞬またたいて消きえた。

見みえないものを見みようとするのは
バカげたことだと知しりながら
それでも探さがしてしまうのは、
ただあなたの愛あいに飢うえてるから。

あなたが纏まとう態度たいどに持もてる確証かくしょうなんて無ないのに、
痛いたいのに見みたいのに見みないように
その度たびに口くち衝つくアイロニー。
妄想もうそうが叶かなうならもうこのままでもいい!
日々ひび買かい被かぶった愛あいの贄にえ、
見みないように見みないように……。
期待きたい期待きたい期待きたい抱いだいたって
いないいないいない未来みらいだって
見みない見みない見みない未来みらいなんて
どうしようもないな、
このまま瞳孔どうこうの中身なかみまで全すべて見みせてもいい。
日々ひび掻かき殴なぐった愛あいの音おと、
したいようにしたいように
くだらない愛あいし合あいで傷きずを付つけ合あって舐なめ合あう日々ひびの繰くり返かえしで
ひとつずつ失うしなってゆくのに気きづかないふりをして、
癒いえないままに滲にじみ出だすものを愛あいの証あかしだと誤魔化ごまかして
悦よろこぶケモノの醜みにくさに吐はいてしまったものをくちづけで飲のみ干ほした……!

消きえたアネモネ、砕くだけたままの花瓶かびんに曙光しょこう。
逃にげた退路たいろでトリップした、浅葱色あさぎいろの家いえに赤色あかいろ。
気きの向むくままに眩くらんだ……モニター白紙はくしのまま。
生いきたカイロで浮うかんだ星ほしの瞬またたきは消きえた。
(それでもまだ偽いつわりの愛あいを気休きやすめだと知しりながら信しんじてみたくて嘘うそだと知しりながら愛あいしてる愛あいしてると囁ささやくの)

その惨みじめさがあまりに心地ここちいいから!!!