よみ:すとろぼ
吸吐路傍 歌詞

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ガム feat. 猫村いろは
- 2021.2.16 リリース
- 作詞
- ガム
- 作曲
- ガム
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喉元のどもとに咲さいた猛火もうか、
焦こげ付つく匂においと痛いたみで、
呼吸いきもままならず。
堪たまらなくて吐はき出だした。
汚けがしてしまって、
慌あわてて掬すくい集あつめた。
掌てのひらに湛たたえた液体えきたいが、
黒くろい煙けむり昇のぼらせ嗤わらっていた。
麻酔ますいの様ような視界しかいに惚ほうけていたら、
手ては既すでに溶とけ落おち無なくなっていた。
(ああ、あたしはここにいないの
成なれの果はてにすら何なにも映うつんないよ
一体いったいどうしてあたしじゃないの)?
沈しずんでった。
底そこを只ただ待まっていた。
パッと光ひかった。
気きが付つけば、溺おぼれてしまっていた。
伸のばして、探さがして、
腑抜ふぬけた思考しこうも愛あいも一切合切いっさいがっさい抜ぬき去さって。
眩くらんだあの情景じょうけいが、酷ひどく、
焼やき付ついてしまっていた。
一ひとつ揺ゆらめく残像ざんぞうが
僕ぼくの心しんの臓ぞうにさ、寄より添そっていたんだ。
項垂うなだれている街灯がいとうは、
何処どこを照てらす訳わけもなく。
続つづく路傍ろぼうに佇たたずむ暗鬼あんきを、
浮うかばせていた。
ひやり、伝つたう汗あせが頬ほほに滴したたった。
見渡みわたしても何なにがあるわけもなかった。
(あたしだけしかここにいないよ
だったら何なにも恐おそれることはないよ
それなのにちっとも動うごかせないの)!
歪ゆがんでった。
見慣みなれた視界しかいだ。
パッと光ひかった。
覚おぼえも無ないのに、駆かられてしまった。
振ふり払はらった。ひた走はしった。
少すこしだって、断たち切きってしまわないように。
眩くらんだあの情景じょうけいは、未いまだ朧おぼろげに叫さけんでいたんだ。
一ひとつ揺ゆらめく残像ざんぞうが、
僕ぼくの心しんの臓ぞうを動うごかしているんだ。
焦こげ付つく匂においと痛いたみで、
呼吸いきもままならず。
堪たまらなくて吐はき出だした。
汚けがしてしまって、
慌あわてて掬すくい集あつめた。
掌てのひらに湛たたえた液体えきたいが、
黒くろい煙けむり昇のぼらせ嗤わらっていた。
麻酔ますいの様ような視界しかいに惚ほうけていたら、
手ては既すでに溶とけ落おち無なくなっていた。
(ああ、あたしはここにいないの
成なれの果はてにすら何なにも映うつんないよ
一体いったいどうしてあたしじゃないの)?
沈しずんでった。
底そこを只ただ待まっていた。
パッと光ひかった。
気きが付つけば、溺おぼれてしまっていた。
伸のばして、探さがして、
腑抜ふぬけた思考しこうも愛あいも一切合切いっさいがっさい抜ぬき去さって。
眩くらんだあの情景じょうけいが、酷ひどく、
焼やき付ついてしまっていた。
一ひとつ揺ゆらめく残像ざんぞうが
僕ぼくの心しんの臓ぞうにさ、寄より添そっていたんだ。
項垂うなだれている街灯がいとうは、
何処どこを照てらす訳わけもなく。
続つづく路傍ろぼうに佇たたずむ暗鬼あんきを、
浮うかばせていた。
ひやり、伝つたう汗あせが頬ほほに滴したたった。
見渡みわたしても何なにがあるわけもなかった。
(あたしだけしかここにいないよ
だったら何なにも恐おそれることはないよ
それなのにちっとも動うごかせないの)!
歪ゆがんでった。
見慣みなれた視界しかいだ。
パッと光ひかった。
覚おぼえも無ないのに、駆かられてしまった。
振ふり払はらった。ひた走はしった。
少すこしだって、断たち切きってしまわないように。
眩くらんだあの情景じょうけいは、未いまだ朧おぼろげに叫さけんでいたんだ。
一ひとつ揺ゆらめく残像ざんぞうが、
僕ぼくの心しんの臓ぞうを動うごかしているんだ。