脳裏のマキナ 歌詞 Folicca feat. 可不 ふりがな付

さよならを 言いう宛あてもない
アイソトープの歳差さいさ
歯車はぐるまは疾とうに動うごきを止とめた

積つみ上あげた ガラクタの愛あい
中途半端ちゅうとはんぱな対価たいか
サイバネティック細胞さいぼう
根拠こんきょなんてないよ
オイルに塗まみれた
機械きかい仕掛じかけの街まち

揺ゆれる 揺ゆれる 月明つきあかりと
濡ぬれる 濡ぬれる アスファルトのビロード
胡乱うろん 「くだらない」と投なげ捨すてた心臓しんぞう

消きえる 消きえる 街まち灯あかりを
憂うれう 憂うれう 追想ついそうモノクローム
ただ欲よくに堕おちて 灰色はいいろに埋うもれてるんだ

賽さいを投なげた デタラメな解かい
アーキタイプの退化たいか
鉄屑てつくずのパズルはきっと未完成みかんせいだ

「興味きょうみない」と 呟つぶやいた
手てを伸のばすほど嫌いやになる
ラジカルな夜よるの中なか

揺ゆれる 揺ゆれる 月明つきあかりが
照てらす 照てらす 孤独こどくのマスカレード
無論むろん 傷きず一ひとつで切きり捨すてた偶像ぐうぞう

消きえる 消きえる 街まち灯あかりを
憂うれう 憂うれう 閉とじたシュプレヒコール
今いま 鍵盤けんばんから 零こぼれるのはノクターン

揺ゆれる 揺ゆれる 揺ゆれる
揺ゆれる 揺ゆれる 揺ゆれる
想おもいが
まだ まだ まだ まだ まだ
足たりないから

花はなの 色いろも
風かぜの 音おとも
雲くもの 影かげも
空そらの 果はても
星ほしの 終ついも
人ひとの 夢ゆめも
全すべて 全すべて
全すべて 全すべて
散ちる