フェイクオリジナリティ 歌詞 木村昴 ふりがな付

サル真似まね ものまね
言いわれたってしょうがねえ
こんなんやってる理由りゆうなんてもんは好すきなだけ
ガキの頃ころに出会であったこのヒップホップ
あの時ときの衝撃しょうげき 詰つめ込こむジップロック
腐くさらなぬように 忘わすれぬように
マイク握にぎるたび 感かんじる生いきがい
先人せんじんたちの席せきの椅子いすとり
真似まね事ごとがいつか越こえるヒストリー

ヒップホップすでに全盛期ぜんせいき
熱ねつが増ましてく21世紀せいき
12歳さいで聞きいたスリムシェイディに
世界せかいは一変いっぺん まるで天変てんぺん地異ちい
これで飯めしが食くいたいぜ真剣しんけんに
今いまじゃ思おもうから上あげてく経験けいけん値ち
二番煎にばんせんじでも 目指めざすは新天地しんてんち
いつか真似まねされるオリジナリティ

所詮しょせんハンパ者ものフェイクオリジナリティ
探さがし続つづけるらしさ 俺おれなりに
『これが俺おれたちのやり方かた』
なんてねえよまだ 未いまだフェイクのまま
所詮しょせんハンパ者もの フェイクオリジナリティ
ワックと知しってても 二足にそくの草鞋わらじ
履はきながら 付つける足跡あしあと
「好すきなだけ」それでもう充分じゅうぶんだろ

俺おれはドイツ生うまれのクラシック育そだち
悪わるそな奴やつにゃ だいたい用ようなし
覚悟かくご決きめんな俺おれかも せいぜい
スキル磨みがくぜ まだまだ底辺ていへん
先人せんじんたちの壁かべ高たかすぎて
乗のり越こえるにも歴史れきしが足たりねえ
真似まねたって 限界げんかいあんだろ
ただのラップ好ずきの所詮しょせんハンパ者もの
全すべてのオリジナルは最初さいしょ
真似まね事ごとから始はじまるって納得なっとく
そう信しんじ 念ねんじ 思おもい込こみ
思おもい残のこしないよう 上あげる重おもい腰こし
憧あこがれがいつしか 夢ゆめとなり
夢ゆめが現実げんじつ超こえてくる 糧かてとなり
これが好すきだから俺おれもやりたい
から いつか俺おれだって真似まねされたい

所詮しょせんハンパ者ものフェイクオリジナリティ
探さがし続つづけるらしさ 俺おれなりに
『これが俺おれたちのやり方かた』
なんてねえよまだ 未いまだフェイクのまま
所詮しょせんハンパ者もの フェイクオリジナリティ
ワックと知しってても 二足にそくの草鞋わらじ
履はきながら 付つける足跡あしあと
「好すきなだけ」それでもう充分じゅうぶんだろ

フェイクもいつかなるリアルに
こうしてやっているリアリティ
そう信しんじ常つねに前まえ向むきに
やってくだけ 俺おれのオリジナリティ

所詮しょせんハンパ者ものフェイクオリジナリティ
探さがし続つづけるらしさ 俺おれなりに
『これが俺おれたちのやり方かた』
なんてねえよまだ 未いまだフェイクのまま
所詮しょせんハンパ者もの フェイクオリジナリティ
ワックと知しってても 二足にそくの草鞋わらじ
履はきながら 付つける足跡あしあと
「好すきなだけ」それでもう充分じゅうぶんだろ

所詮しょせんハンパ者ものフェイクオリジナリティ
探さがし続つづけるらしさ 俺おれなりに
なぞってきた歴史れきし超こえる ある日ひ
きっとなれるさ 誰だれかの光ひかりに
所詮しょせんハンパ者もの フェイクオリジナリティ
ワックと知しってても 二足にそくの草鞋わらじ
履はきながら 付つける足跡あしあと
この世界せかいに1人ひとり マイオリジナリティ