夏空シングルコイル 歌詞 ナサガシ feat. 初音ミク ふりがな付

雲くも一ひとつない晴天せいてんに
汗あせをかきながらペダル漕こいでいた
買かったばかりのギターが
僕ぼくの背中せなかで弾はずみ揺ゆれていた

音楽おんがく室しつに飛とび込こんで
息いきを合あわせて見みつめて合図あいずして
ノイズだらけ爆音ばくおんで
やっと僕ぼくの夏なつが始はじまったんだ

ただただ僕ぼくたちは
ただただ僕ぼくたちは
ただただ僕ぼくたちは
馬鹿ばかな夢ゆめを見みていたんだ

進すすまない秒針びょうしんが
音おとのないチャイムが
沈しずまない太陽たいようが
僕ぼくらを急せかしていたんだ

窓際まどぎわの席せき 突つっ伏ぷして
寝ねたふりして音楽おんがくを聴きいていた
進路しんろ用紙ようしは空欄くうらんで
なりたいものはなんにもなかった

文化ぶんか祭さいで初はじめて
みんなの前まえでギター弾ひいたんだ
淡あわい拍手はくしゅと歓声かんせいが
僕ぼくの夢ゆめの始はじまりだったんだ

ただただ僕ぼくたちは
ただただ僕ぼくたちは
ただただ僕ぼくたちは
馬鹿ばかな夢ゆめを見みていたんだ

バラバラのリズムが
狂くるったチューニングが
震ふるえるメロディーが
空そらまで響ひびいてたんだ

夕暮ゆうぐれの帰かえり道みち
消きえてく蝉せみの声こえ
あの日ひの僕ぼくたちも
これからの僕ぼくたちも
止とまらず変かわっていく
この目めで見みえるものは全部ぜんぶ
それでも僕ぼくたちは
馬鹿ばかな夢ゆめを見みているんだ

まだまだ僕ぼくたちは
まだまだ僕ぼくたちは
まだまだ僕ぼくたちは
馬鹿ばかな夢ゆめを見みているんだ

進すすんでゆく秒針びょうしんが
変かわりゆく季節きせつが
あの日ひの思おもい出でが
僕ぼくを追おい越こしていった

陽ひが傾かたむき出だして
終おわりが近ちかづいてく
あの日ひの僕ぼくたちが
僕ぼくを追おい越こしていった

今いまでも僕ぼくはただ
馬鹿ばかな夢ゆめ 見みてるよ
いつかまた会あう日ひまで
その日ひまでさよなら

夏空なつぞら