跳はね起おきて 首くびかしげる
呟つぶやいた 『みんなどこだ?』
立たちつくす 上うわの空そらで
零こぼれ出でた 『僕ぼくはここだ。』
僕ぼくのいた 場所ばしょはいまや
まっしろな 箱はこの中なかで
あまりにも 小ちいさいから
目めを凝こらし 覗のぞき込こんだ
位相いそう 狂くるったまま 世界せかいを試ためす
名前なまえを叫さけぶ声こえに 首くびを振ふるだけ
ジリリ 鳴なり止やまない 呼よび出だしの音おと
たぶん、かみさまの数かずが足たりてないの。
ねがいごと 止やむことなく
身勝手みがってさ 俯瞰ふかんで知しる
冷ひえた型かた 触さわった指ゆび
黒くろい袖そで 水みずに濡ぬれた
僕ぼくのいない世界せかい 思おもったよりも
何なにも変かわらなかったわけじゃないさ
視界しかい 見みなれ過すぎた群像ぐんぞうの影かげ
そっと 手てを外はずして落おとすひとりごと
『メロウ 未練みれんはそりゃ、あるさ。
だけどダイヤルはしない いらない
ハロウ いつか言いえるだろう
飽あきるほど 僕ぼくの分ぶんもひたすら
歩あるいて 歩あるいて 歩あるいて 歩あるいて
歩あるいて 歩あるいて 歩あるいて そしたら。』
跳haねne起oきてkite 首kubiかしげるkashigeru
呟tsubuyaいたita 『みんなどこだminnadokoda?』
立taちつくすchitsukusu 上uwaのno空soraでde
零koboれre出deたta 『僕bokuはここだhakokoda。』
僕bokuのいたnoita 場所basyoはいまやhaimaya
まっしろなmasshirona 箱hakoのno中nakaでde
あまりにもamarinimo 小chiiさいからsaikara
目meをwo凝koらしrashi 覗nozoきki込koんだnda
位相isou 狂kuruったままttamama 世界sekaiをwo試tameすsu
名前namaeをwo叫sakeぶbu声koeにni 首kubiをwo振fuるだけrudake
ジリリjiriri 鳴naりri止yaまないmanai 呼yoびbi出daしのshino音oto
たぶんtabun、かみさまのkamisamano数kazuがga足taりてないのritenaino。
ねがいごとnegaigoto 止yaむことなくmukotonaku
身勝手migatteさsa 俯瞰fukanでde知shiるru
冷hiえたeta型kata 触sawaったtta指yubi
黒kuroいi袖sode 水mizuにni濡nuれたreta
僕bokuのいないnoinai世界sekai 思omoったよりもttayorimo
何naniもmo変kaわらなかったわけじゃないさwaranakattawakejanaisa
視界shikai 見miなれnare過suぎたgita群像gunzouのno影kage
そっとsotto 手teをwo外hazuしてshite落oとすひとりごとtosuhitorigoto
『メロウmerou 未練mirenはそりゃhasorya、あるさarusa。
だけどdakedoダイヤルdaiyaruはしないhashinai いらないiranai
ハロウharou いつかitsuka言iえるだろうerudarou
飽aきるほどkiruhodo 僕bokuのno分bunもひたすらmohitasura
歩aruいてite 歩aruいてite 歩aruいてite 歩aruいてite
歩aruいてite 歩aruいてite 歩aruいてite そしたらsoshitara。』