黎明 歌詞 植田真梨恵 ふりがな付

ふりだしに戻もどろうあの子こは
遠とおい目めでサイコロを振ふっていた
深ふかい海うみの底そこくじらが長ながい眠ねむりから覚さめ
もういいよ 黎明れいめいを
誰だれもいないはずの部屋へやから
声こえがしたよりもずっと
誰だれかがいないのに
気きづかないままでいる方ほうがこわい
あいづちを打うって
見逃みのがせない 隠かくした本音ほんねが滲にじみ出でてら
関係かんけいない 興味きょうみない なんもしようがない
貝かいになって口くちを閉とじて
きれいな水みず 水面みなもははるか
見みえないとこで強つよい雨あめ打うつ
音楽おんがくを聴きいた

ぜんぶの出来でき事ごとは元もとから
あらかじめ決きめられていて
膨大ぼうだいなデータのレコーダー
なにをしゃべるのかも運命うんめい
薄うす暮ぐれ時どきに
君きみを見みたきれいな一瞬いっしゅんがコマ切ぎれに流ながれていた
こんな時間じかん誰だれも知しらない
嘘うそつきの映画えいが 黎明れいめいか太陽たいようが沈しずんで暮くれる時ときか
関係かんけいない 判断はんだんしようがない
カラスになって新あたらしい夜明よあけ
騒さわぎ立たてた 街まちに負まけないで
口くちを閉とじて きれいな水みず 水面みなもははるか
見みえないとこで強つよい雨あめ打うつ
音楽おんがくを聴きいてた サイコロを振ふって
いくつすすんだ?見みないでも知しってた?