白鳥ノ夢想曲 with 闇唄蒼 歌詞 Whinartense(89P) feat. 白音リノ ふりがな付

「どうもはじめまして旅人たびびとさん」
突然とつぜん聞きこえてきた声こえ
振ふり向むくとそこには白しろい 翼つばさを持もつ少女しょうじょがいた

星ほしが降ふり満月まんげつが輝かがやき 草くさは風かぜになびき カサカサと
静しずかな風かぜすら感かんじる そんな世界せかいに立たっていた

「なぜ僕ぼくはここにいるの」
その答こたえに返事へんじはなく
彼女かのじょは近ちかづき 囁ささやく
「アナタもワルツを踊おどりましょう」

さあ 手てを取とり歌うたおう ラルラリラ
この夢ゆめが覚さめてしまう前まえに
さあ ステップを踏ふんで ラルラリラ
この湖畔ステージの上うえで踊おどろう
さあ 波紋はもんを揺ゆらして ラルラリラ
微かすかな音おとさえ歌うたにして
さあ 水みずを鳴ならして ラルラリラ
此処ここにいる意味いみも忘わすれて

「君きみはどうしてここにいるの?」
旅人たびびとはそう問とい掛かける
少女しょうじょはうつむき微笑ほほえむ
その瞳ひとみの中なかには 旅人かれの顔かお

「私わたしはただの渡わたり鳥どり。夢ゆめの中なかで歌うたを歌うたうもの」
「私わたしの歌うたを聞きいたものは 皆みな、灰はいのように消きえていった」

その夢ゆめを見みたものは皆みんな
死しんでしまう話はなしがあった…
きっとこのままだと自分じぶんも
怯おびえながら今宵こよいも踊おどる

さあ 共ともに踊おどりあかそう ラルラリラ
月つきのスポットライトを浴あび
タイミングを合あわせて ラルラリラ
この歌うたの終おわりまで踊おどる
眠ねむれぬほど踊おどろう ラルラリラ
星ほしが光ひかり輝かがやく前まえに
さあリズムを奏かなでて ラルラリラ
この記憶きおく 心こころに刻きざむ…

さあ 最期さいごの時ときまで ラルラリラ
巡めぐり合あえた歌うた 忘わすれぬように
コノ夢想曲すべてが終おわるまで ラルラリラ
朽くち行ゆく前まえに 共ともに歌うたおう
余裕よゆうすらなくなるまで ラルラリラ
共ともに帰かえらぬ 旅たびをしよう
さあこの夢ゆめの中なかで眠ねむりなさい
この冥界ハコブネの中なかで