肩透かし 歌詞 グソクムズ ふりがな付

僕ぼくを残のこして 陽ひは天道てんどうを急いそいで
しまっておいた心こころが 這はい出でては萎なえてゆ
く

見窄みすぼらしいね 廻まわる季節きせつにしがみついて
「夢ゆめは冷さめた。」と墓石はかいしの戸とを叩たたく

君きみは髪かみを風かぜに任まかせ小ちいさく踊おどらす
なのに模かたどった明日あすは肩透かたすかしを引ひくんで
す

凪ないだ風かぜは今更いまさら 後うしろの髪かみを引ひいて
背伸せのびた影かげを 僕ぼくは追おい越こせないままでい
る

悪わるくはないね 移うつろう月日つきひに誘さそわれて
風かぜ街まち情緒じょうちょに焦こがれ しけもくを漁あさる

君きみは髪かみを風かぜに任まかせ小ちいさく踊おどらす
なのに模かたどった明日あすは肩透かたすかしを引ひくんで
す

今日きょうを縁取ふちどった木漏こもれ日びが
そっと僕ぼくに溶とけます

君きみは髪かみを風かぜに任まかせ小ちいさく踊おどらす
なのに模かたどった明日あすは肩透かたすかしを引ひくんで
す