拝啓はいけい 青あお時雨しぐれ越こえた町まちは
きっと 茹うだるような炎天下えんてんか
メーデー 届とどいてますかなんて
小ちいさく放はなった
干天かんてんの乾かわいたアスファルトも
じっと べたついた水道すいどうも
案外あんがい 悪わるくはないのかもね
って笑わらっていた
地球ちきゅう発はつ快速かいそくの飛行ひこう列車れっしゃ
彼方かなた 先さきの空そらはどんなのだろう
息いきを透すかす病やまいに飲のみ込こまれて
静しずかに留とまった星ほし
夏空なつぞらのスタア ああ何遍なんべんだって
ハロー オーバー オーバー
白霞しろかすむ色いろに染そまってしまった手てに
オーバー オーバー
横切よこぎった蝉せん声せい 日陰ひかげ探さがし
泡あわの抜ぬけたサイダー
雲くもの隙間すきま ハロー きっと君きみは
無色むしょく透明とうめいな 夏なつに浮うかんだまま
拝啓はいけい 鈴虫すずむしとチャイムの頃ころ
そっと 灯ともる宵よいの明星みょうじょうに
案外あんがい 遠とおくは無ないのかもねって
絵えに空言そらごとの葉は
第だい二に速度そくど ノアのロケット
置おいていかれるよって手てを引ひいたんだ
露つゆの間ま 暮くれのか細ぼそい声こえ
君きみは小ちいさく首くびを振ふった ああ
星ほし宙ぞらの果はて
解わかってるんだって
飛ひ程てい 電波でんぱの先さきも
君きみと見み上あぐ空そら 二に度どと会あえない景色けしき
夏空なつぞらのスタア
もう何回なんかいだって
ハロー オーバー オーバー
夕焼ゆうやけの赤あかも 遠とおくなってく青あおに
オーバー オーバー
引ひき攣つった 喘鳴ぜんめい 雫しずく隠かくし
「またね」って渡わたすサイダー
雲くもの隙間すきま ハロー きっと君きみは
無色むしょく透明とうめいな夏なつに浮うかんだまま
拝啓haikei 青ao時雨shigure越koえたeta町machiはha
きっとkitto 茹uだるようなdaruyouna炎天下entenka
メmeーデdeー 届todoいてますかなんてitemasukanante
小chiiさくsaku放hanaったtta
干天kantenのno乾kawaいたitaアスファルトasufarutoもmo
じっとjitto べたついたbetatsuita水道suidouもmo
案外angai 悪waruくはないのかもねkuhanainokamone
ってtte笑waraっていたtteita
地球chikyuu発hatsu快速kaisokuのno飛行hikou列車ressya
彼方kanata 先sakiのno空soraはどんなのだろうhadonnanodarou
息ikiをwo透suかすkasu病yamaiにni飲noみmi込koまれてmarete
静shizuかにkani留toまったmatta星hoshi
夏空natsuzoraのnoスタアsutaa ああaa何遍nanbenだってdatte
ハロharoー オoーバbaー オoーバbaー
白霞shirokasuむmu色iroにni染soまってしまったmatteshimatta手teにni
オoーバbaー オoーバbaー
横切yokogiったtta蝉sen声sei 日陰hikage探sagaしshi
泡awaのno抜nuけたketaサイダsaidaー
雲kumoのno隙間sukima ハロharoー きっとkitto君kimiはha
無色musyoku透明toumeiなna 夏natsuにni浮uかんだままkandamama
拝啓haikei 鈴虫suzumushiとtoチャイムchaimuのno頃koro
そっとsotto 灯tomoるru宵yoiのno明星myoujouにni
案外angai 遠tooくはkuha無naいのかもねってinokamonette
絵eにni空言soragotoのno葉ha
第dai二ni速度sokudo ノアnoaのnoロケットroketto
置oいていかれるよってiteikareruyotte手teをwo引hiいたんだitanda
露tsuyuのno間ma 暮kuれのかrenoka細bosoいi声koe
君kimiはha小chiiさくsaku首kubiをwo振fuったtta ああaa
星hoshi宙zoraのno果haてte
解wakaってるんだってtterundatte
飛hi程tei 電波denpaのno先sakiもmo
君kimiとto見mi上aぐgu空sora 二ni度doとto会aえないenai景色keshiki
夏空natsuzoraのnoスタアsutaa
もうmou何回nankaiだってdatte
ハロharoー オoーバbaー オoーバbaー
夕焼yuuyaけのkeno赤akaもmo 遠tooくなってくkunatteku青aoにni
オoーバbaー オoーバbaー
引hiきki攣tsuったtta 喘鳴zenmei 雫shizuku隠kakuしshi
「またねmatane」ってtte渡wataすsuサイダsaidaー
雲kumoのno隙間sukima ハロharoー きっとkitto君kimiはha
無色musyoku透明toumeiなna夏natsuにni浮uかんだままkandamama