電話とヘリコプター / 16対9 歌詞 Mom ふりがな付

待まてど暮くらせど鳴ならない電話でんわ
ポケットの中なかで重おもみだけが
いやにはっきりしてくる
ものすごい音おとを鳴ならすのは
低空ていくう飛行ひこう中なかの報道ほうどうヘリコプター
僕ぼくと風景ふうけいのあわいを往来おうらいする

少すこしだけ耳みみを塞ふさいだ
少すこしだけ耳みみを塞ふさいだ
少すこしだけ耳みみを塞ふさいだ
君きみからの電話でんわを聞きき逃のがさないように

がらくたを返かえせと言いってやった!
目めの前まえに漂ただよう空気くうきの層そうを
切断せつだんするような感かんじで
僕ぼくの言葉ことばは言葉ことばにならず
喉のどの奥おくのヘンな味あじだけが
いやにはっきりしてくる...

少すこしだけ耳みみを塞ふさいだ
少すこしだけ耳みみを塞ふさいだ
少すこしだけ耳みみを塞ふさいだ
君きみからの電話でんわを聞きき逃のがさないように

君きみの気持きもちは分わかっているけど
本当ほんとうのところ何なにひとつ
分わかっていないのかもしれない
こんな僕ぼくでも大人おとなになったら
明あけない夜よるを忘わすれちゃって
正ただしい街まちの風かぜに呑のまれてゆくんだね

早はやいとこ切きり裂さいてよ
その美うつくしい声こえで

いまだけを見みつめて生いきるってことが
こんなに難むずかしいことだなんて
想像そうぞうもできないほど...
想像そうぞうすらさせないほど...
誰だれかを愛あいして壊こわれてみたいのにね...

かわいいかわいい嘘うそつき達たち
夢ゆめの途中とちゅうの部屋へや
カチンコ鳴ならして現あらわれ始はじめる

生せいと死しが同おなじ意味いみになって
僕ぼくを眠ねむれなくさせる

眠ねむれなくさせる