シンギュラリティは訪れない 歌詞 いちた feat. 重音テト,足立レイ ふりがな付

テクノロジーに感性かんせいを持もたせた実験じっけん
降ふる雨あめにその機械きかいは何なにを思おもう
意思いしを紡つむいだ健康けんこうな身体からだの人間にんげん
シナプスはその視界しかいに何なにを映うつす

キュリオシティに滔々とうとうと溺おぼれた人間にんげん
神かみを騙かたってニューロンに糸いとを垂たらす
意味いみの世界せかいに感情かんじょうを齎もたらす妖怪ようかい
受うけ入いれた先さき、世界せかいは揺ゆらぐでしょう

ありふれた感覚かんかくさえ
忘わすれて踊おどって泣ないて
虚実きょじつさえ真実しんじつさえ
失なくした不可逆ふかぎゃくの波なみを歌うたう

今いま3分ぷん半はんで狂きょうになって
ぐちゃぐちゃの頭あたまで乱みだれ咲さいて散ちるの
非ひ科学かがくな行為こういに
ただ順じゅん転てん直下ちょっか真まっ逆さかさま

その細胞さいぼうを賭とした業ごうに思おもいを馳はせる
我楽多がらくたの心こころも愛あいして征ゆけ
目めが醒さめる前まえに
斬きり裂さいた言葉ことばは「有あり得え無ないようでした」

身みの程ほど知しらずの演技えんぎで嗤わらう月光げっこう
思おもえばそんなところ
その辛気臭しんきくさい赤色せきしょくの泣なく前まえに
どうにか抜ぬけ出だしてこの迷路めいろ

手てに入いれたアンドロイド
寂寞せきばくの感覚かんかくを知しった
染しみ付ついた人類じんるいの欲よくは
愛あいして欲ほしいだけ

今いま「3、2、1」で宙ちゅうに舞まって
滅茶滅茶めちゃめちゃの頭あたまで狂くるい咲さいて散ちるの
自堕落じだらくな行為こういに
また急転きゅうてん直下ちょっか真まっ逆さかさま

この細胞さいぼう、そして脳のうに呪のろいをかける
我楽多がらくたの心こころを愛あいしてくれ!
今いま、移うつり変かわる
崩壊ほうかいの時ときは訪おとずれないようでした
「訪おとずれたようでした!」

頽廃たいはいと排熱はいねつの心臓しんぞう
細胞さいぼうの恐怖きょうふに似にている
欲望よくぼうの心奥しんおうと幻想げんそうが
いつまでも其処そこに居いるのですか?

『テクノロジーに感性かんせいを持もたせた実験じっけん』