刺激的な昼下がり 歌詞 岡林風穂 ふりがな付

咲さき狂くるう玄関げんかん先さきの花壇かだんからの視線しせんに何なにかしらの執念しゅうねん感かんじる
植木うえき職人しょくにんの仕事しごとが光ひかる植木うえきの刈かり込こみの美うつくしさが
胸むねを刺さす刺激的しげきてきな昼下ひるさがり

右みぎと左ひだりのお箸はしが違ちがう種類しゅるい間違まちがってても気きづかないふり
いつもの指ゆびの形かたちのままで何なに食くわぬ顔かお
人ひとには言いってませんよだから怒おこられようもないんです
この自堕落じだらくな生活せいかつや一人ひとりでこそこそやってるあれやこれ
要いらないものばかり買かってる要いらないから欲ほしいものばっかりの部屋へやで
いつまでもこうしてたかったりもう幻滅げんめつしていたり

植物しょくぶつに水みずをやる霧吹きりふきと同おなじ水みずで寝癖ねぐせ治なおす
タオル忘わすれて風呂ふろ入はいっても呼よぶ人ひとがいる部屋へやが良いい
下着したぎと靴くつ以外いがい全部ぜんぶ中古ちゅうこのもので作つくられている体からだ
本ほんもCDも服ふくも今いまは紛まぎれもなく私わたしのもの

ソフトクリームとクレープは出で落おちだから
食たべ終おわる頃ころには少すこし暗くらい気持きもちになってる

床ゆかも天井てんじょうも壁かべもソファも茶色ちゃいろオレンジ色いろの光ひかり
テーブルのタイルの枚数まいすうを数かぞえ始はじめて
飽あきたからやめるなんのプライドもなく
飽あきたからやめるなんのプライドもなく飽あきたらやめる
仕事しごとだって恥はずかしげもなく飽あきたらやめる

人前ひとまえで歌うたったり泣ないたり怒おこったり笑わらったり踊おどったりしたい
人ひとん家ちでやるバーベキューに紛まぎれ込こんで
食たべるだけ食たべて片付かたづけもしないで
一緒いっしょに寝ねてしまいたいと
思おもってるなんて思おもわなかったでしょ?

悲かなしみに向むかって止とまらない映画えいがの結末けつまつ
買かってすぐに床ゆかに落おとしたソフトクリームの後始末あとしまつを
ちゃんとやらなきゃいけないこんなにも悔くやしくても
大人おとなでも子供こどもでも関係かんけいない

挟はさめずじまいになってしまったサンドイッチの具ぐ
挟はさまれないまま次つぎの日ひ惰性だせいでチャーハンの具ぐになる
僕ぼくは暴走ぼうそう列車れっしゃに乗のっているから泣なき狂ぐるい先さき狂ぐるい
ありがとうもさようならもないままこれでお別わかれ
借かりたままのギター返かえさずに
書かいてきた手紙てがみ渡わたさずに

今日きょうもこうして選えらんでここに来きたのにどうしてうしろめたさ
誰だれが許ゆるしてくれないの全部ぜんぶ許ゆるそうよ面倒めんどうくさいから
君きみの放はなつ光ひかりにようやく追おいつけそう僕ぼくが放はなつ何なにか
なんかそれだけでありがとね