Up In The Clouds 歌詞 春野 ふりがな付

やらかい手てにぎって
もう少すこしで春はる
肌身はだみがこすれて
乾かわいてる
思おもい出だせなくても
覆おおい隠かくして
ふたつが一人ひとりに

さらけだせ
水みずたまりを踏ふんで
愛あいするところへ
向むかって
いとしかった
灰はいの及およばぬ方ほうへ
あと腐くされのないように
さよならしよう

敢あえなく捨すてた
選択せんたくを
これから覚おぼえていて
曇くもったガラスなど
本当ほんとうの形かたちは見みえない

やっとこんなに蟠わだかまった
雪ゆきがゆっくりほどけて
肩かたがふっと
浮うかぶように
古ふるい往来おうらいは
さして大切たいせつじゃなくなって
易やさしく枯かれてく

さらけだせ
水みずたまりを踏ふんで
愛あいするところへ
向むかって
いとしかった
灰はいの及およばぬ方ほうへ
あと腐くされのないように
さよならしよう