Ideal World 歌詞 天神コウ(小松昌平) ふりがな付

飾かざり立たてられた
天秤てんびんは身動みうごきも取とれず
腐食ふしょくを待まつように
縛しばり付つけられている

砕くだけ散ちったガラスは
凶器きょうきと化かしている
かつては透すき通とおり
美うつくしかった筈はずなのに

狂くるった風かぜに吹ふかれて
廻まわる運命うんめいの歯車はぐるまよ
神かみとして世よの退廃たいはいを
欲ほっして良よいのなら
贖罪しょくざいも厭いとわず
この身みひとつで 祈いのりを

色付いろづく事ことを忘わすれた実みは
甘あまさも知しらずに
熟じゅくしても爆はぜることなく
◆もがれて従したがう

災禍さいかの火ひは時流じりゅうに
乗のって止やみはしない
涙なみだせずとも霞かすむ視界しかいなど
崇あがめはしない

狂くるった風かぜに吹ふかれて
廻まわる運命うんめいの歯車はぐるまよ
神かみとして恣ほしいままに采配さいはいを
振ふって良よいのなら
贖罪しょくざいも厭いとわず
この身みひとつで 救すくいを

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