夜間飛行 歌詞 Δ feat. v flower,Fukase ふりがな付

覚さめたと思おもったゆめ
誰だれもが降ふり進すすんだ奥おく
泥濘でいねいの先さきに何なにかを隠かくしている
あえて杜撰ずさんにしたセッティング

この頑是がんぜない深ふかい夜よの間あいだ
ナイトライト、半径はんけい30cmの安全あんぜん地帯ちたいは
暖あったかいりんごジュースの色いろ
引ひき摺ずり込こんでくるまま

今いま全部ぜんぶの恐怖きょうふとか
愛いとしいしがらみも脱ぬいで
さあ、遠とおくへ行いかないと
「永遠えいえんってないのよ」
揺ゆれる闇やみの彼方かなた

夏なつの亡霊ぼうれいに触ふれて
ふれて
形かたちないものの最期さいご憂うれいた
祈いのりのような夜間飛行やかんひこう
ふれる
触ふれる
世界せかいを記しるしている

快晴かいせい引ひいた白しろい線せん
あれって空そらの裂さけ目めを塞ふさぐ役目やくめらしいだとか
適当てきとう話はなすバス停てい
人慣ひとなれた魚さかなと泳およぎに行ゆこう
俗ぞくに言いうミリだったらしんでいる
知しりもしないことを
語かたるのも文化ぶんかになって

散ちらかった部屋へやと脳のう
揺ゆらいだカーテンを追おって
焦点しょうてんとか振ふらして
揺ゆらして
融とかしてた

るつぼの中分なかわからなくなった本当ほんとう
心象しんしょう、今いまを愛あいすべきものと信しんじた
打算ださんもてらいもない
この思おもいだけ焼やき付つけろ ナイトフライト!
暮くれるよに
急せかされる虚むなしさすら
透明とうめいがさらっていく
家路いえじの色いろと
世界せかいに標しるしている

月光げっこう 泳およぐ群むれを影かげ送おくり
最後さいごきっと
思おもい出だすような本当ほんとうの幻まぼろし
自分じぶんだけが見みていたポケットの中なか

夏なつの亡霊ぼうれいに触ふれて