ソープラトニック 歌詞 いち野 feat. 初音ミク ふりがな付

空そら飛とぶくじらが死しんだ日ひ
街まちに黒くろい雨あめが降ふった
季節きせつ外はずれのファンファーレ
ざらつく風かぜがまとわりついた

何なにもかもが綺麗きれいなせいで
何なにもかもが怖こわくなった
何なにもなかった日ひを綴つづったあとがきは
いつもの錠剤じょうざいの代かわりに
小ちいさなジルコニアを飲のみ込こんで
大袈裟おおげさに笑わらった

深ふかい青あおに迷子まいごになりそうな君きみは
どこにも行いけない夏なつのサンタクロースだ

散ちらかったままのアパートで
もしも明日あしたがあればって
汗あせばんだ肌はだが重かさなって
このまま一緒いっしょに砂すなになろうよ
湾岸線わんがんせんで待まっててね
ひらり揺ゆれるスカートで
上昇気流じょうしょうきりゅうに飛とび乗のって
また会あいに行いくよ

私わたし達たちの望のぞんだものは
きっとさぞ陳腐ちんぷに映うつるだろう
無理むりに分わかり合あおうとしては
租そに裂さく

お揃そろいのインダストリアル
誰だれかの真似まねの「愛あいしてる」
夜明よあけの水平線すいへいせん
長ながい夢ゆめを見みていた

適当てきとうな言葉ことばが見みつからない今日きょうこの頃ごろ
百ひゃく年ねん経たってもきっと草々そうそう不一ふいつさ

散ちらかったままのアパートで
もしも明日あしたがあればって

大丈夫だいじょうぶなんて言いわないで
抱だきしめ方かたさえ知しらないで
奪うばったつもりが奪うばわれて
このまま一緒いっしょに灰はいになろうよ
人工島じんこうとうで待まっててね
ひらり揺ゆれるスカートで
上昇気流じょうしょうきりゅうに飛とび乗のって
また会あいに行いくよ

私わたし達たちの望のぞんだものは
絶望ぜつぼうみたいな希望きぼうでした
それはいつか必かならず君きみの
胸むねに咲さく

空そら飛とぶくじらが死しんだ日ひ
街まちに黒くろい雨あめが降ふった
季節きせつ外はずれのファンファーレ
長ながい夢ゆめを見みていた
長ながい夢ゆめを見みていた