大都会とアゲハ 歌詞 森 大翔 ふりがな付

大都会だいとかいにアゲハ
迷まよい込こみ 彷徨さまよう
あの思おもい出では カゲロウ

広ひろがるは果はてしない荒野こうや
まるで用よう無なしの優やさしさと
持もつべきものは
いつも強つよさとスキルの時代じだいに

勝かつか 発芽はつが待まつか 這はいつくばるか
楽らくすりゃ そりゃ ツケが回まわる
そんな事ことは はなから分わかっているけど

大都会だいとかいにアゲハ
悩なやみは尽つきないな
でもまだ始はじまっちゃいないさ

蝶ちょうのように舞まい上あがり
蜂はちのように突つき刺さす
その瞬間しゅんかんを今いまか今いまかと狙ねらってるのさ

やり直なおせない 真似まねられない
一筆書ひとふでがきの道みちを歩あるくの

枯葉かれはと散ちりゆく蛹さなぎひとつ
ここは情熱じょうねつ 努力どりょくが行いき着つく墓場はかば
いや そう言いい切きるには早はやすぎて

しなやかに 鮮あざやかに
移うつろい変かわりゆく激動げきどうの中なか
変かわらない想おもいを絶たやさず
たとえ誰だれかに笑わらわれていても

大都会だいとかいにアゲハ
それぞれのリアルは
それだけで美うつくしい

願ねがいの火ひが消きえても
野望やぼうの火ひは消きえちゃいない
飽あきもせず凝こりもせず
涙なみだに濡ぬれた羽根はねでも
空そら飛とぶ日ひを描えがいている

疑うたがいもない止とめられない
衝動しょうどうにこの身みを賭かけるの

今いまは暗くらがりで 雨風あめかぜも増まして
誰だれも見みてない 狭せまい日々ひびよ
また心こころが折おれて どう見みても負まけ
でも傷口きずぐちから花咲はなさかせたろう

今いまは暗くらがりで 雨風あめかぜも増まして
誰だれも見みてない 狭せまい日々ひびを
またすぐ飛とび越こえて 我武者羅がむしゃらに走はしって
その先さきで僕ぼくら出逢であうだろう

夢見ゆめみずには いられないこの街まちで
晴はれ晴ばれと 命いのち輝かがやかせてやる

大都会だいとかいにアゲハ
迷まよい込こみ 彷徨さまよう
あの思おもい出ではカゲロウ