みれない。 歌詞 イトナンジ feat. GUMI ふりがな付

「今更いまさら」って擲なぐって
出でて行いく君きみを眺ながめていた
呼よび止とめる声こえさえも
疎おろか喉のど奥おくで立たち止どまった吐息といき

まだ空からっぽは香かおって
この思考しこう回路かいろを突つき刺さして
もう思おもい出だすのは鼓動こどうに縋すがってばかり
柔やわな虫むしはこっちの方ほうだ

そう
テレスコープ取とり出だして
溺おぼれたくて渡航とこうに急せいて
あの昴星ぼうせいと同おなじ程ほどに代かわりは居いるんだって
そう簡単かんたんに思おもえたんなら
いっそ楽らくなのに

何なんとなくで笑わらい合あっていた
声こえも遠とおく向むこうへ滲にじんでいた
そんな窮屈きゅうくつな六ろく畳じょうは
今いまじゃもう
予定よていが褪あせたカレンダー越こえて
今日きょうも明日あした昨日きのうと変かわって行ゆけ
郎ろう明めいもカーテンで断たつように
今いまはそっと
両りょう目めを伏ふせ居いる

ソファーベッドに座すわって
飾かざった言葉ことば並ならべてた
咽むせ返かえる問といさえも
奥おくの向むこうに履はき違ちがえた仕打しうち
子供こどもだったからだって
下くだらない返事へんじも覚おぼえて
ほら指ゆびの間あいだに忘わすれて行いった無垢むくな糸いとも
簡単かんたんに解ほどいてしまえよ

ただ
何なんとなくで笑わらい合あっていた
声こえも遠とおく向むこうへ滲にじんでいた
何度なんど裂さいたって咲さいていた
花はなはもう
靡なびいて揺ゆれるカレンダー越こえて
今日きょうも明日あした昨日きのうと変かわって行ゆけ
郎ろう明めいもカーテンで断たつように
今いまはそっと
両りょう目めを伏ふせ居いる

ドミノだってそうだ
崩くずれ落おちて全部ぜんぶ
ガラクタへと変かわって行いく瞬間しゅんかんが
どうしたって何なにより美うつくしいんだ
あぁ、そう思おもうから

ほら
何なんとなくで笑わらい合あっていた
声こえも遠とおく向むこうへ滲にじんでいた
そんな窮屈きゅうくつな六ろく畳じょう間ま
今いまさらはもう
汚よごれ褪あせたカレンダー越こえて
今日きょうも明日あした昨日きのうと変かわって行ゆけ
全すべてカーテンで断たつ夜よに
光ひかり添そう
纏まとう目めを伏ふせ往いく