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よみ:せいちょうのやまい
成長の病 歌詞

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椿 feat. 歌愛ユキ
- 2025.8.23 リリース
- 作詞
- 椿
- 作曲
- 椿
友情
感動
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元気
結果
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思おもい返かえせばいつも。
ランドセルに詰つめ込こみ過すぎて、
何なにより1番ばん大事だいじな物ものを忘わすれてた。
また絡からまったり解ほどけたり、靴紐くつひもの様ような縁えんの蟠わだかまり。
そんな想おもいは――
靴底くつぞこの泥どろ程度ていどになるんだろ。
日暮ひぐれを刺さす踏切ふみきりの音ねが。
ただ私わたしを急せかす様よう、鳴ないてる。
カラスと一緒いっしょに進すすみましょう。
誰だれもが大人おとなになって、何いずれ忘わすれてしまうんだろう。
夕暮ゆうぐれ時どき、鐘かねの侘わびしさや季節きせつの香かおりさえ。
きっと大人おとなになって、何いずれ感かんじなくなるんだろう。
握にぎり締しめる小銭こぜにの重おもみや、あの子この温ぬくもりさえ。
失うしなって、気きづいて、生いきてゆく。
心こころの箱はこは、いつの間まに埃ほこり被かぶってさ。
記憶きおくの鍵かぎが、錆さび付ついて開ひらかない。
足たし算ざんだった筈はずの交友こうゆう関係かんけいは、いつの間まにか引ひき算ざんと化かし。
永遠えいえんなんて無ないし、だから利害りがいで割わってさ。
残のこったのはハリボテの様ような安堵あんどか。
大人おとなになるということ。
それは、本音ほんねを喉のどの奥おくにしまうこと。
通とおりすぎる風かぜに、名前なまえをつけなくなるということ。
空そらの青あおさの理由りゆうを、もう探さがさなくなること。
美うつくしい雨あめを、どこかで静しずかに憂うれうこと。
6月がつの夕立ゆうだちの甘あまい香かおりに、心こころが動うごかなくなった。
路地裏ろじうらに咲さく花はなの名なを、知しりたいと思おもわなくなった。
残のこったのは、台本だいほん通どおりの安心あんしん。
治なおす術すべがない、確たしかに感情かんじょうが擦すり減へる熱ねつの無ない風邪かぜみたい、それは病やまいの様よう――
―― なんて戯言たわごと。
街まちに響ひびく踏切ふみきりの音ねが。
肺はいの奥おくの奥おくまで、響ひびいてる。
カラスと一緒いっしょに帰かえりましょう。
―――進すすみましょう。
誰だれもが大人おとなになってさ。
今いま大人おとなになって、過すぎ去さっては見みえる事こと。
春はるに咲さいて春はるに散ちりゆく別わかれの美うつくしさ。
そうして、胸むねに宿やどった儚はかなく呪のろいの様ようなもの。
瞑つぶる瞼まぶたの裏うらに焼やけ付つく、いたいけなノスタルジー。
あの日ひ誓ちかった永遠えいえんは、戻もどれない日々ひびを想おもう事こと。
失うしなって、気きづいて、生いきてゆく。
ランドセルに詰つめ込こみ過すぎて、
何なにより1番ばん大事だいじな物ものを忘わすれてた。
また絡からまったり解ほどけたり、靴紐くつひもの様ような縁えんの蟠わだかまり。
そんな想おもいは――
靴底くつぞこの泥どろ程度ていどになるんだろ。
日暮ひぐれを刺さす踏切ふみきりの音ねが。
ただ私わたしを急せかす様よう、鳴ないてる。
カラスと一緒いっしょに進すすみましょう。
誰だれもが大人おとなになって、何いずれ忘わすれてしまうんだろう。
夕暮ゆうぐれ時どき、鐘かねの侘わびしさや季節きせつの香かおりさえ。
きっと大人おとなになって、何いずれ感かんじなくなるんだろう。
握にぎり締しめる小銭こぜにの重おもみや、あの子この温ぬくもりさえ。
失うしなって、気きづいて、生いきてゆく。
心こころの箱はこは、いつの間まに埃ほこり被かぶってさ。
記憶きおくの鍵かぎが、錆さび付ついて開ひらかない。
足たし算ざんだった筈はずの交友こうゆう関係かんけいは、いつの間まにか引ひき算ざんと化かし。
永遠えいえんなんて無ないし、だから利害りがいで割わってさ。
残のこったのはハリボテの様ような安堵あんどか。
大人おとなになるということ。
それは、本音ほんねを喉のどの奥おくにしまうこと。
通とおりすぎる風かぜに、名前なまえをつけなくなるということ。
空そらの青あおさの理由りゆうを、もう探さがさなくなること。
美うつくしい雨あめを、どこかで静しずかに憂うれうこと。
6月がつの夕立ゆうだちの甘あまい香かおりに、心こころが動うごかなくなった。
路地裏ろじうらに咲さく花はなの名なを、知しりたいと思おもわなくなった。
残のこったのは、台本だいほん通どおりの安心あんしん。
治なおす術すべがない、確たしかに感情かんじょうが擦すり減へる熱ねつの無ない風邪かぜみたい、それは病やまいの様よう――
―― なんて戯言たわごと。
街まちに響ひびく踏切ふみきりの音ねが。
肺はいの奥おくの奥おくまで、響ひびいてる。
カラスと一緒いっしょに帰かえりましょう。
―――進すすみましょう。
誰だれもが大人おとなになってさ。
今いま大人おとなになって、過すぎ去さっては見みえる事こと。
春はるに咲さいて春はるに散ちりゆく別わかれの美うつくしさ。
そうして、胸むねに宿やどった儚はかなく呪のろいの様ようなもの。
瞑つぶる瞼まぶたの裏うらに焼やけ付つく、いたいけなノスタルジー。
あの日ひ誓ちかった永遠えいえんは、戻もどれない日々ひびを想おもう事こと。
失うしなって、気きづいて、生いきてゆく。