アポフェニア 歌詞 黒うさぎ ふりがな付

偶然ぐうぜんそれはそこにいて
ただ、そこにいて
相対あいたい、幸さいわいわたしには
目めもくれず いた …?

きっと 咲さいた花はなは
誰だれかのためじゃない
画面がめんの向むこうで
手てを振ふってるあの人ひとも
ゆっくり しずかに
気きづかれないように
じわりと触さわられてる
気きがして

寝ね 苦ぐるしい夜よるに
終おわりなどないな
幸しあわせって 実じつは
どこにもなくてェ…
たどりついたとて
満みたされない とか
いいから 眠ねむりに就つこうよ

何なにを観みても聴きいても 響ひびかない
サッと通とおり過すぎる 黒くろ猫ねこにビビって
占うらないに怯おびえて 馬鹿ばからしいけどさ …
流ながれた星ほしに願ねがうこと どうかここには落おちないでと
星座せいざみたいに 線せんを引ひいてしまう性さがにもう

嫌気いやけが差さしている

(朝あさの占うらない、良よくなかったから)
(泥濘でいねい踏ふんじゃったから)

あのときわたし、 笑わらえなかったから

世界せかいの全すべてが

アスファルトに転ころがる 小石こいしさえ
誰だれかが仕組しくんだ 罠わななのかも
なんて
それでもいいと 思おもえたら
楽らくだろうな
早はやく 安やすらぎをくれよ

なんでも いい
この縄なわを解といてほしいの