理論物理学的 僕の推論 歌詞 22/7 ふりがな付

「君きみと一緒いっしょにいる時間じかんは あっという間まに過すぎてしまうのに、
授業じゅぎょう中ちゅう、壁かべの時計とけいは、どうして、あんなにゆっくり進すすむんだろう?
僕ぼくの推論すいろんでは、時間じかんが過すぎるスピードは一定いっていではないんじゃないか?
つまり、楽たのしい時間じかんの時計とけいの針はりは早はやく進すすみ、退屈たいくつな時間じかんの針はりはゆっくり進すすむ。
誰だれもがそういう経験けいけんがあると思おもうけど、僕ぼくはそれが錯覚さっかくではなく、
その時ときによって、本当ほんとうに時間じかんのスピードが変かわるんだと思おもう。
時空じくうは歪ゆがんでいる。
僕ぼくは理論りろん物理学ぶつりがくのことは何なにもわからないけど、君きみのことが…」
「好すきだ」

帰かえり道みちで一人ひとり呟つぶやいてた
星空ほしぞらは何なにも答こたえやしない
さっきベンチに座すわってたのに
青空あおぞらはとっくに消きえた

太陽たいようがいきなり沈しずむわけなく
僕ぼくたちはいっぱい喋しゃべったけど
教室きょうしつなら まだまだまだ
チャイムはきっと今いまも鳴なってなかった

もしも 次つぎ、会あえた時とき
楽たのしくないふりをしてみよう

君きみはきっと僕ぼくを心配しんぱいしながら…

「ねえ どうしてそんな顔かおをしてるの?」
退屈たいくつそうに見みえる理由わけ聞きくだろう
時計とけいの針はりを騙だますんだよ
なかなか進すすまないように…

そんなこと こそこそ話はなしてるうち
計画けいかくがバレてしまったのかな
いつの間まにか もうサヨナラ
容赦ようしゃなく 時間じかんってやつは 来きてしまう

「地球ちきゅうの自転じてんよりも速はやく、僕ぼくたちの時間じかんは過すぎて行いく。
どうやったって、抵抗ていこうできないってことだ。
今いまが楽たのしい限かぎり、僕ぼくが君きみを好すきでいる限かぎり、
時間じかんはますます、速度そくどを上あげる」