金閣寺 歌詞 Anisonin ふりがな付

私わたしをそういう眼めで見みなかった人ひとは居いない。
透明とうめいな心こころは今日きょうも、無む感動かんどうにただ首肯うなずく。

夜よるという背景はいけいに私わたしを寝ねかしつけて。
何なにもかも美うつくしくないと思おもったんだ。

呪のろいを解とくのは更さらに危険きけんな呪のろいなのでしょう。
ほんのついぞ私わたしは、意識いしきを手放てばなしてみる。

幸福こうふくという概念がいねんを私わたしの胸むねに植うえて。
薬やくで洗あらった臓器ぞうきを解剖かいぼういて見みせて。

この場ばを救すくう唯一ゆいいつのものが、
言葉ことばではないということを、どうか証明しょうめいして。
この場ばを救すくう唯一ゆいいつのものが、
論理ろんりではないということを、どうか表明ひょうめいして。

撃うて

不要ふような物ものから順じゅんに。

煙草たばこの花はなを、噎むせ返かえるほど嗅かげ。
中毒ちゅうどくの向むこう側がわで会あいましょう。
さあ、口くちを開あいて。
次つぎの言いい訳わけを聞きかせて。