輪廻転生 歌詞 宮下遊 ふりがな付

さあ今いま一度いちど集あつまれや
其々それぞれの魂たましい持もち寄よって
無我むがの境地きょうちへ往生おうじょうするまで
絶たえて道連みちづれさ
さあ今いま一度いちど相対そうたいさ
其々それぞれの前世ぜんせを持もち寄よって
秘ひめちゃいないが気付きづきもしない
この世界せかいの秘密ひみつをさ

さあ今いま一度いちど酩酊めいていしよう
其々それぞれのモットー持もち寄よって
交通法こうつうほうから因果いんがの法ほうまで
全部ぜんぶお見通みとおしさ
そんなのどうでもいいけどさ
あの旅たびの続つづきを始はじめようか
懐なつかしい憑依ひょういを映うつした
君きみの影かげを追おう旅たびをさ

並ならべて物語ものがたりは終演しゅうえんがあるなら
曇天どんてんの狭間はざまに光ひかりは差さすのに
僕ぼくらの輪廻りんねは再演さいえんを繰くり返かえす
つまりはそろそろ僕ぼくの番ばんだ!

天上てんじょう天下てんか前世ぜんせから
逃にげ遅おくれたんだ僕ぼくらの物語ものがたり
今生こんじょうは絶たえて
空ぞらなる執しゅうわれの身みさ!
止やむに止とまれぬこの因果いんがを

百戦ひゃくせん一勝いっしょうぽっちでいいのに
後悔こうかいはいつも一生いっしょうモノ
でも本当ほんとうは全部ぜんぶ引ひき分わけと知しっている
さらば天竺てんじくよまた来世らいせ

さあ今いま一度いちど考かんがえな
連綿れんめんと這はいずる歴史れきしをさ
交通法こうつうほうでも因果いんがの法ほうでも
原理げんりは同おなじでしょ
さあ当あたり前まえを疑うたがいな
其々それぞれの前世ぜんせは置おいといで
秘ひめちゃいないし秘ひめようもない
この世界せかいの秘密ひみつをさ

さりげない仕草しぐさを見逃みのがすな
そこに宿やどったのは森羅万象しんらばんしょう
太古たいこより僕ぼくらを救すくい
また滅ほろぼした者ものたちさ
サヨナラの後あとに振ふり返かえるな
そこに宿やどったのは輪廻りんね転生てんせい
この歌うたに原理げんりを与あたえ
また逃のがれられぬ定さだめよ
そんな幾いく千せんの教おしえも
ちょいと今いまだけ捨すて置おいて

天上てんじょう天下てんか前世ぜんせから
逃にげ損そこなった誰だれかの言いう通とおり
今生こんじょうは絶たえて
仁義じんぎもなき戦たたかいさ!
止やむに止とまれぬこの縁起えんぎを

百戦ひゃくせん一勝いっしょうぽっちでいいのに
後悔こうかいはいつも強迫性きょうはくせい
手放てばなしてしまえば御おんの字じと知しっている
されど天竺てんじくはまた来き世よ

天上てんじょう天下てんか前世ぜんせから
逃にげ遅おくれたら始はじまる物語ものがたり
つまりは今生こんじょうも絶たえて
勝負しょうぶは引ひき分わけのまま!
止やむに止とまれぬこの輪廻りんねを

百戦ひゃくせん一勝いっしょうぽっちでいいのに
後悔こうかいはいつも一生いっしょうモノ
再ふたたび会あってしまえば地獄じごくだと知しっている
されど運命うんめいは皮肉ひにくなり

百戦ひゃくせん一勝いっしょうぽっちでいいから
後悔こうかいをしてもまた一興いっきょう
まだこんな世界せかいが知しりたいと思おもうなら
さらば天竺てんじくよまた来世らいせ

輪廻りんねは転生てんせい