嘘と地図 歌詞 寺西優真 ふりがな付

そよ風かぜ 揺ゆれるワンピース 見みつめていたあの頃ころ
陽射ひざしが透すけていくよう 白しろが似合にあう憧憬しょうけい

瞳ひとみの奥おくには切せつない恋こいする光ひかり
毎日まいにちの思おもい出でのひとつひとつが まだ降ふり積つもる

あなたのためと僕ぼくがついた嘘うそは ひとひらの刃はで
だれかを守まもることもしないで ただ心こころを傷きずつけている
あなたのために僕ぼくが描えがいた地図ちずは 導みちびくこともせず
道みちを誤あやまらせるばかりだと ひとり手てを見みる

故郷こきょう 訪おとずれるたび 思おもい起おこす情景じょうけい
岸辺きしべに溶とけていくよう 青あおが滲にじむ空閨くうけい

瞼まぶたの奥おくには涙なみだを愛あいする夜闇よやみ
過すぎし日ひの思おもい出でのひとつひとつが 今いま甦よみがえる

あなたのためと僕ぼくがついた嘘うそは 本当ほんとうの言葉ことばで
だれかをかばうこともしないで ただ心こころに突つき刺ささるだけ
あなたのために僕ぼくが描えがいた地図ちずは 色褪いろあせて消きえゆく
明日あすが見みえないこの苦くるしみよ ひとり夢見ゆめみる

孤独こどくな夜よるほど あなたを あなたを想おもうことはないということ
記憶きおくの奥底おくそこに佇たたずむ 二に度どと還かえらぬ

あなたのためと僕ぼくがついた嘘うそは ひとひらの刃はで
だれかを守まもることもしないで ただ心こころを傷きずつけている
あなたのために僕ぼくが描えがいた地図ちずは 導みちびくこともせず
道みちを誤あやまらせるばかりだと ひとり手てを見みる
ひとり夢見ゆめみる