Through the glass 歌詞 Nornis ふりがな付

深ふかい森もりの中なか すがるように問とう
「お前まえは誰だれだ」と
ひび割われた感情かんじょうと
逃にげ出だしたいと願ねがってしまったの

あぁ、誰だれもが夢ゆめを見みる
おとぎ話ばなしのようなストーリーを
きっと今いまよりは輝かがやいた
日々ひびがあるのでしょう
―――連つれ去さって

映うつし鏡かがみのようどこまでも
迷まよい込こむように誘いざなわれた
閉とじ込こめて祈いのったら
元もとの私わたしに帰かえらない

水みずたまりの月つき
手てを伸のばし堕おちて行いく空そら
混まざりあう衝動しょうどうに
溺おぼれてたいと願ねがってしまったの

あぁ、見みるもの鮮あざやかに
彩いろどられてゆくユートピア
消きえる刹那せつなその儚はかなさ
そっと身みをゆだねて

隠かくされたままの世界せかいなら
誰一人だれひとりもう気付きづかないで
奥底おくそこに飲のみ込こまれ
元もとの姿すがたは映うつさない

ただ怖こわかった さらけ出だせば
(きっと)弱よわい心こころは
(絶対ぜったい)耐たえられないよ
逃にげ出だしたこと許ゆるして

何度なんど叫さけんでも(届とどかない)
嘆なげきのモノローグ
そんな(いまさら)分わかっても(遅おそいね)
生いきてく術すべ 教おしえてよ
―――お願ねがい

映うつし鏡かがみのようどこまでも
迷まよい込こむように誘いざなわれた
救すくってよ祈いのっても
元もとの私わたしに帰かえれない