パラレルハート 歌詞 宮本佳林 ふりがな付

ため息いきまじりの昼下ひるさがり
逃にげ出だしたカフェテラス
遠とおくで聞きこえる笑わらい声ごえ
君きみとあの子この会話かいわ

私わたしといるとき、あの子こといるとき
同おなじようで全然ぜんぜん違ちがう様子ようす…
あの子こみたいに派手はでな子こが良いいの?
オーバーリップが好このみ?
それとも…なんだかなぁ
君きみに振ふり向むいてほしい
心こころが騒さわぎ出だした

パラレルハート 君きみの前まえじゃ
どうしても伝つたえられない
つまらない意地いじを張はって毎日まいにちチグハグ
近ちかづいてまた遠とおざかって
もう…なんで?わかんないよ!
だけど今日きょうも気きが付ついたら
視線しせんは奪うばわれる

買かい物ものないのにショッピング
ガラスに映うつり込こんだ
冴さえない私わたしに問といかける
澄すました顔かおのままで

無理むりして履はいてるハイヒール
上手じょうずに着つれないシャツワンピース
オレンジチークは……やっぱ無なしかな
別べつに私わたしに似合にあわないのに
手てが届とどかないから惹ひかれるだけだよ
全部ぜんぶ夢ゆめであればいいのに
そう願ねがった

パラレルハート 気きづいていた
神様かみさまはいないなんて
後悔こうかいはしたくないよ そんなの今更いまさら
諦あきらめてまた繰くり返かえして
見詰みつめてた君きみとの日々ひび
どんな時ときも保たもち続つづけた
想おもいは嘘うそじゃない

夜よるの涙なみだ 止とまりそうにないね
だけど君きみが笑顔えがおでいれるなら あぁ

音おんも光ひかりも届とどかない 深ふかい水底すいていで
思おもい出でたちを眺ながめている
あの時とき、手てを伸のばせば、声こえが出でたなら
少すこしの勇気ゆうきがあれば

余計よけいな想おもいは閉とじ込こめて
君きみは私わたしの一いち番ばんで、君きみはあの子この一いち番ばんで
きっと視線しせんの先さきに私わたしはいなくて
ずっと前まえからわかってた
だけどね…消きえてくれないんだ!
なんで!どうして?…いくらもがいたって
私わたしね…君きみの事ことが…

ぐしゃぐしゃの胸むねの中なか
解とくための鍵かぎを探さがす
どうしても消きえはしない
君きみへのこの想おもい
ホントノハート 隠かくせない
"あぁ…やっとわかったんだ…"
今いまはそんな時間ときをそっと
大事だいじにしまった

君きみにいつかこの気持きもちを話はなせたらいいな