もぬけの殻 歌詞 たくみ稜 ふりがな付

挙あげ句くの果はてに愛あいを置おき去ざりにしたまま
あとかたなく消きえたよ 夜明よあけ前まえに あんたは
語かたってくれた夢ゆめはひどく子供こどもじみて
それでも好すきになった私わたしがそうバカだね

ふざけんなと怒おこって そのあとで少すこし泣ないて
いい恋こいをしたと呟つぶやいて
もぬけの殻からの心こころ いまは嘘うそと負まけん気きで
ねぇ埋うめていなきゃ苦くるしくて

ぽかりぽかりと空あいた胸むねに風かぜがしみる
こんなにつらくさせて あんたって悪わるいヤツ
悪わるいヤツ

しらじら明あける空そらを一人ひとり見上みあげながら
そっとくゆらすタバコ 寒さむくなるね これから
せめて優やさしくされた証拠しょうこを探さがすけど
破やぶるためにもらった約束やくそくだけ見みつかる

どこで何なにしているの 誰だれかと一緒いっしょにいるの
ああそんな問といをくりかえす
憎にくませてもくれずに 私わたしはたぶん死しぬまで
ねぇあんたのこと想おもうのさ

ぽかりぽかりと浮うかぶ雲くものように流ながれ
遠とおくへ消きえていった あんたって悪わるいヤツ

この野郎やろうとなじって きらいだよと吐はき捨すてて
ああ笑わらえるなら楽らくなのに
もぬけの殻からの心こころ 今日きょうから瞳ひとみのなかに
ねぇ何なにを映うつし生いきようか

ぽかりぽかりと空あいた胸むねに風かぜがしみる
こんなにつらくさせて あんたって悪わるいヤツ
悪わるいヤツ