ルーペ 歌詞 伊藤かな恵 ふりがな付

キレイなモノだけで世界せかいを彩いろどるのは簡単かんたんだけど
それだけじゃきっと大切たいせつなモノを見落みおとしてしまうの

今日きょうの日ひが終おわり明日あしたが来きて振ふり返かえれば道みちが出来できていた
どこからきみに話はなしをしよう?小ちいさな物語ものがたり
初夏しょかの風かぜにページが捲めくられ追おいかけるように進すすんでゆく
この先さき何なにが待まち受うけてるの?それを見みにゆこうよ

ポケットに隠かくしている涙なみだは出だしておこう
世界せかいにただヒトツだけあたしの虫むしめがね

キレイに見みえすぎて目めを塞ふさぎたくなることも
きっとあるけどそれだけじゃないと思おもえるよきみの隣となりなら
キレイなモノだけで世界せかいを彩いろどるのは簡単かんたんだけど
それだけじゃきっと大切たいせつなモノを見落みおとしてしまうの

晴はれたと思おもえば雲くもが覆おおいたちまち雨あめが降ふり出だすような
気きまぐれな空そらを見上みあげながら大おおきく息いきをした

歪ゆがんだこの空そらにぼやけたあたしの声こえが
溶とけ出だし浮うかぶその色いろに包つつまれてたいなきみとふたりきり
思おもい出だすたびにまた傷きずつき迷まようことも
繋つながりながらその先さきへ伸のびてゆく道みちの上うえに立たっている今いま

キレイなモノだけで世界せかいを彩いろどるのは簡単かんたんだけど
それだけじゃきっと大切たいせつなモノに気付きづけない

傷きずつけ合あうことや涙なみだを流ながすことでこの手てに触ふれるモノもある
本当ほんとうに大切たいせつなモノはその中なかに
世界せかいでただヒトツあたしの涙なみだ越ごしに見みえるきみが笑わらう
それだけでハッピーエンドの明日あしたを描えがけるから