約束のOverture 歌詞 土岐隼一 ふりがな付

霧きりのバビロン 下弦かげんのおぼろ月づき
時計塔とけいとうの長針ちょうしんをひと突つき
轟とどろく鐘かね 明日あしたを今日きょうにする
その時とき 夢ゆめに翼つばさが宿やどる

螺旋らせん描えがき上昇じょうしょう ジレンマを抜ぬけ出だし
いつでも どこにだって 僕ぼくらは翔とべるのさ

Overture
"始はじまり"は急きゅうにやって来くる
三叉路さんさろだったと後あとで知しる
逆さからうことも 従したがうことも
対極たいきょくで同等どうとうの布石ふせき
秒速びょうそくで すれ違ちがってく未来みらい達たち
たった一ひとつ 手てにしたいよ
朝陽あさひの中なかで キュッとくちびる
結むすんだのは 覚悟かくごしたから

真実しんじつは そう 皆既日食かいきにっしょくのよう
銀ぎんの冠かんは 希望きぼうのプリズム
耳みみすませば 聴きこえる旋律せんりつ
奏かなでる心こころ だから勇いさましい

名なも知しらない花はなが 咲さいてた廻まわり道みち
必かならず 全すべてには 意味いみが潜ひそんでいる

Overture
"運命うんめい"は常つねに変かわってく
いつだって 偶然ぐうぜんが手て招まねく
寄より添そったって 振ふり切きったって
言葉ことばより饒舌じょうぜつな沈黙ちんもく
何なにかが足たりないって探さがしていた日々ひび
大切たいせつだった 寂さびしささえ
孤独こどくと自由じゆうは表裏一体ひょうりいったい
融通ゆうずう利きかない 青あおすぎる空そら

どうか ララバイなら 今いまは歌うたわないで
やすらぎよりも 今いまは必要ひつよう
フォルクローレになる強つよさが

Overture
"始はじまり"は急きゅうにやって来くる
三叉路さんさろだったと後あとで知しる
逆さからうことも 従したがうことも
対極たいきょくで同等どうとうの布石ふせき
秒速びょうそくで すれ違ちがってく未来みらい達たち
たった一ひとつ 手てにしたいよ
朝陽あさひの中なかで キュッとくちびる
結むすんだのは 覚悟かくごしたから