メインキャラクター 歌詞 *Luna feat. 鏡音レン ふりがな付

それから僕ぼくたちは肩かたを組くんで
「何なにかを起おこそう、やり返かえしてやるんだ」って
何なんとなく、確たしかに、巫山戯ふざけて、真剣しんけんに、思おもっていた

「見みたくないって瞑つぶってたって
聴ききたくないって塞ふさいだって
現実げんじつはそこにあるんだって
お前まえに一体いったい何なにが出来できるんだ」

そんなの僕ぼくに言いわれたって知しらないよ
だって いつだって主人公しゅじんこうは絶対ぜったいに
特別とくべつな何なにかを持もってた

それから僕ぼくたちは別々べつべつの道みち
未来みらいは平凡へいぼん、平均点へいきんてん、平行線へいこうせん
足並あしなみ揃そろえてさ
大人おとなの階段かいだんを上のぼる

それが耐たえられなくて
投なげ出だして 逃にげ出だして 転ころげ落おちたんだ
拗こじらせて悪化あっかした病状びょうじょうはもう
治なおらない

「望のぞみは無ないよ、やめておけって
博打ばくちだ、どうせ外はずれだよ
現実げんじつは甘あまくないんだって
ヒーローなんて成なれやしないんだ」

そんなこと言いわれなくたって
知しってるよだって今いまだって
不安ふあんで泣なき出だしそうになる
君きみと同おなじように

忠告ちゅうこくはたくさんあった
でもこれを選えらび取とったんだ
正ただしいと証明しょうめいするんだ
この物語ものがたりの主人公しゅじんこうだって

信しんじ続つづければ真実しんじつに
実現じつげんするんだ現実げんじつに
もう戻もどれないんだから

あれから僕ぼくだけは置おいてけぼり
「何なにかを起おこそう、やり返かえしてやる」なんて
大層たいそうな思想しそうで 空想くうそうに取とり憑つかれて
それに気きづかずに大人おとなになって
見渡みわたせばそこに優劣ゆうれつなど無ない
きっと同おなじくらい思おもいを抱かかえて...

君きみが立たつ場所ばしょはきっと
僕ぼくが諦あきらめた未来みらいで
選えらんだものが違ちがうから
分わかり合あえないこともあるけど

諦あきらめたやつが口くちを出だして
指差ゆびさして笑わらうなんて
おかしいだろ?
嫌きらいだ、僕ぼくは

僕ぼくは僕ぼくでこの物語ものがたりを紡つむぐ
それは僕ぼくのための僕ぼくによる僕ぼくだけのストーリーだ