ラストオーダー 歌詞 黒うさぎ feat. 重音テト ふりがな付

白日はくじつに賽さいを投なげた 宛さながら徒花あだばなとお似合にあいさ
まだ鳴なり響ひびく 矮小わいしょうな像ぞうが
英傑えいけつも心臓しんぞうを吸すう 偶像ぐうぞう崇拝すうはいか?反吐へどが出でる
愛あいの飼かい方かたを間違まちがえた 化ばけ物ものの轍わだちを歩あるく

陶酔とうすい 臆おくせず味蕾みらいへと
その矜持きょうじの真似まねもそろそろか
再三さいさん狂くるい咲ざく餓狼がろうでさえ
この蠱こ毒どくを知しらない

ラストオーダー惨憺さんたんたる今いま 終末しゅうまつを狩かった
悪役あくやくとして
息いきを辞やめた機械きかい「歓迎かんげいしよう此処ここがユートピア」
そして平静へいせいであれ ...愚おろかしい類似るいじ品ひんだ
滑稽こっけいなショーだった
満みたされない 今日日きょうび情状酌量じょうじょうしゃくりょうの余地よちなど無ない
抗あらがえ


鈍色にびいろの餌えさ 侘わびしい回答者かいとうしゃ
何なにが正解せいかいだ?
善悪ぜんあくの外套がいとうを纏まとった独裁者どくさいしゃ様さま
誰だれも独善どくぜんを疑うたがう術すべを持もたない

綻ほころびだした正義せいぎの先見せんけんを裂さいた
悪役あくやくとして
耳みみを劈つんざく銃声じゅうせい「出でる杭くいは残のこらず排除はいじょせよ」
目眩めくるめく狂気きょうきの快楽かいらくに溺死できしした
数多あまたの傀儡くぐつだった
まだ聴きけるだけの耳みみがあるならこの言ことの葉は
届とどかせて


さんざめく硝煙しょうえんの中なか降ふりやまぬ雨あめ
その音名おんめいを教おしえてよ


ラストオーダー惨憺さんたんたる今いま 終末しゅうまつを狩かった
悪役あくやくとして
歩あるき出だした光ひかりが 幼おさない差異さいが 弾はじけ始はじめる
閉とじ込こめられた明日あしたを開放かいほうする答こたえは
強したたかな勇気ゆうきだった
黎明れいめいを告つげる鐘かねの音ねを轟とどろかせ続つづけろ
抗あらがえ

頽廃たいはいした代替だいたい品ひんその零細れいさいさえ 僅わずかに燻いぶす愛憎あいぞう
錯綜さくそうする幽玄ゆうげんその全すべて 故ゆえの世界せかいだ