飛べない翼 歌詞 影山ヒロノブ&遠藤正明 ふりがな付

確たしかに あの頃ころ 僕達ぼくたちはいつも 喧嘩けんかばかりしていたね
路地裏ろじうらの 片隅かたすみで 二ふたつの夢ゆめが 道みちに迷まよっていた

飛とべない翼つばさを 持もて余あましてた僕ぼくは
小ちいさな叫さけびに 気付きづいてやれないで

OH 明日あすが見みえない 辛つらい夜よるだった 君きみを失うしなって
もう 夢ゆめさえ追おえない そんな気きがしてた 一人ひとりぼっちじゃ

人ひとごみが溢あふれる 雑踏ざっとうの中なかで 時折ときおり 僕ぼくは立たち止どまる
すれ違ちがう横顔よこがおに 君きみの面影おもかげ 今日きょうも探さがしている

飛とべない翼つばさは 今いまもあの頃ころのまま
ずっと変かわらず 羽はばたけないままさ

OH 明日あすが見みえない 辛つらい日々ひびだった 愛あいを失うしなって
ああ 答こたえは見みえない 時ときを重かさねても 君きみがいなけりゃ

瞳ひとみ閉とじれば 走馬灯そうまとうのように 浮うかんでは消きえる 思おもい出で
いつもどんな時ときも ただ君きみをとても近ちかくに感かんじていたはずなのに
ああ それなのに僕ぼくはあの頃ころ 自分じぶんの痛いたみにばかり気きをとられ
ああ君きみの小ちいさな胸むねを少すこしずつ蝕むしばんでいった孤独こどくの影かげに気付きづかなかったよ

OH 明日あすが見みえない 辛つらい日々ひびだけど 僕ぼくは歩あるき出だす
ああ 答こたえを探さがそう 時ときを重かさねても 同おなじ翼つばさで