お気の毒様ね。 歌詞 華乃 ふりがな付

あのね。
あのね。
お先さきにもういかなくちゃ
君きみの体温たいおんと履歴りれきはもう消けしたから

腐くさるほどに愛あいしてた
冷さめた言葉ことばはゴミ箱ばこへ
滲にじむまつ毛げ 乾かわかして
さよならしよう

『お気きの毒様どくさまね』

ほら、だんだん君きみは恋こいしくなる
欲ほしくなる 苦くるしめちゃってごめんね。
だんだん君きみは過去かこに沼ぬまる
骨ほねになる 土つちに還かえってしまえばいいや。

あのね。
あのね。
アタシと重かさねた熱ねつが
脳のうにこびりついて 落おちないこと願ねがっているから

甘あまい後遺症こういしょう 残のこす包囲ほうい網もう
君きみの過あやまちで作つくる調味料ちょうみりょう
痛いたみ止どめが効きかないほどの愛あいで
満みたして、壊こわして、
アタシの手垢てあかの付ついた悪夢あくむを
強つよく抱だきしめて

いまさら出会であった頃ころみたいに優やさしくされても
何なにもかも遅おそいから

ほら、だんだん君きみは愛いとしくなる
おかしくなる 苦くるしめちゃってごめんね。
だんだん君きみは過去かこを悔くやむ
灰はいになる 愛あいが滲にじんで染しみ付つく

長ながい夢ゆめを見みてたの
それはそれは綺麗きれいで
「このまま安心あんしんして一緒いっしょに狂くるおう」

ほら、だんだん君きみは恋こいしくなる

ほら、だんだん君きみは恋こいしくなる
欲ほしくなる 苦くるしめちゃってごめんね。
だんだん君きみは過去かこに沼ぬまる
骨ほねになる 土つちに還かえってしまえばいいや。

だんだん君きみは恋こいしくなる