頬ほおの傷きずだけが 知しっている
不ふ殺ころしの誓ちかい 立たてた理由りゆう
最初さいしょの傷きずは 京きょうの小道こみち
月つきが満みちた夜よるだった
その後ご出会であった運命うんめいの人ひと
巴ともえは清里きよさとの許嫁いいなずけ
復讐ふくしゅうの炎ほのおに燃もえる女おんな
知しらずに結むすばれて 愛あいし合あった
女おんなは俺おれを守まもる為ため 命いのち落おとした
女おんなの愛あいがこの頬ほおに
二ふたつ目めの刻印こくいんを刻きざみ込こむ
愛あいする人ひとを亡なくした時とき
誓ちかいを立たてた
いつか 戦いくさが終おわって
新あたらしい夜よるが明あけたら
二度にどとは人ひとに
刃やいばを向むけないと
数かぞえ切きれないほどの
敵てきと斬きり結むすんだ
奪うばった命いのちは 戻もどりはしない
生いき残のこった者ものには
義務つとめがある
剣つるぎの力ちからに頼たよらず造つくる
誰だれもが睦むつみ合あえる国くに
他人ひとを愛いつくしむ心こころに満みちた
憎にくしみの思おもいが 消きえた国くに
この刃はは
不ふ殺ころしの誓ちかいの証あかし
この傷きずは
不ふ殺ころしの誓ちかいの印しるし
頬hooのno傷kizuだけがdakega 知shiっているtteiru
不fu殺koroshiのno誓chikaいi 立taてたteta理由riyuu
最初saisyoのno傷kizuはha 京kyouのno小道komichi
月tsukiがga満miちたchita夜yoruだったdatta
そのsono後go出会deaったtta運命unmeiのno人hito
巴tomoeはha清里kiyosatoのno許嫁iinazuke
復讐fukusyuuのno炎honooにni燃moえるeru女onna
知shiらずにrazuni結musuばれてbarete 愛aiしshi合aったtta
女onnaはha俺oreをwo守mamoるru為tame 命inochi落oとしたtoshita
女onnaのno愛aiがこのgakono頬hooにni
二futaつtsu目meのno刻印kokuinをwo刻kizaみmi込koむmu
愛aiするsuru人hitoをwo亡naくしたkushita時toki
誓chikaいをiwo立taてたteta
いつかitsuka 戦ikusaがga終oわってwatte
新ataraしいshii夜yoruがga明aけたらketara
二度nidoとはtoha人hitoにni
刃yaibaをwo向muけないとkenaito
数kazoえe切kiれないほどのrenaihodono
敵tekiとto斬kiりri結musuんだnda
奪ubaったtta命inochiはha 戻modoりはしないrihashinai
生iきki残nokoったtta者monoにはniha
義務tsutomeがあるgaaru
剣tsurugiのno力chikaraにni頼tayoらずrazu造tsukuるru
誰dareもがmoga睦mutsuみmi合aえるeru国kuni
他人hitoをwo愛itsukuしむshimu心kokoroにni満miちたchita
憎nikuしみのshimino思omoいがiga 消kiえたeta国kuni
このkono刃haはha
不fu殺koroshiのno誓chikaいのino証akashi
このkono傷kizuはha
不fu殺koroshiのno誓chikaいのino印shirushi