何も迷わずに 歌詞 畠山美由紀 ふりがな付

あてどもなく歩あるけば 頬ほおを撫なでる
光ひかりに急せかされて
あなたに会あいたい

子供こどもの頃ころに夢見ゆめみた 知しらない海うみへ
旅立たびだつ鉛なまりの汽笛きてきを思おもい出だす
淋さびしい獣けもののように 誰だれも気付きづかず
暁あかつきの声こえを連つれて遠とおざかった

朝あさもやの坂道さかみち
ふり返かえる事ことをしないように教おそわった
だから今いまは ただ 抱だきしめて

あてどもなく歩あるけば
崩くずれそうな雲くもの透すき間まから 涙なみだがこぼれ
この時間じかんも 心こころも 払はらいのけたら
何なにも迷まよわずに あなたに会あいたい

眠ねむれぬ夜よるは黙だまって 考かんがえ事ごとを
優やさしい雨あめに向むかって話はなしてみる

今いまでも薄暗うすぐらい
夜明よあけに目覚めざめて
どこへ行いけばいいのか 怖こわくて
動うごけないけど
手てを伸のばせば

あてどもなく歩あるいた 全すべての夜よるが
いつかはあなたへと 続つづいてたから
この時間じかんも 心こころも 払はらいのけたら
何なにも迷まよわずに あなたに会あいたい