WISH ～風よ、嘆きの河を渡れ～ 歌詞 寺田恵子 ふりがな付

翼つばさを灼やかれた 堕天使だてんしでも 歌うたは歌うたえる
青あおい空そらを返かえして
それだけでいい

私わたしが信しんじた 理想りそうの未来みらいは
血ちまみれの腕うでの中なか

虚むなしくて 悲かなしくて 心こころを閉とざす
渡わたれない河かわが 流ながれている
誰一人だれひとり 愛あいさずに 瞳ひとみを閉とじた
あの人ひとの 胸むねに 花はなさえ咲さかない

世界せかいの何処どこかで 声こえにならぬ 叫さけびを上あげて
弱よわき者ものは 虐しいたげられ
往いくあても無ない

お前まえが信しんじた 光ひかりの向むこうに
この声こえが届とどくのか

風かぜになり 鳥とりになり 明日あしたを探さがす
渡わたれない河かわが 流ながれている
誰一人だれひとり 愛あいさずに この地ちに堕おちた
若者わかものは 明日あしたの 愛あいさえ知しらない
oh…

虚むなしくて 悲かなしくて 大地だいちを叩たたく
渡わたれない河かわが 流ながれている
誰一人だれひとり 愛あいさずに 命いのちを閉とじた
あの人ひとの ために 祈いのろう

虚むなしくて 悲かなしくて
渡わたれない河かわが 流ながれている

虚むなしくて
渡わたれない河かわは 何処どこへと流ながれる
oh…