もしもの日 歌詞 タニザワトモフミ ふりがな付

何なにもない休日きゅうじつ 昼下ひるさがり
近所きんじょの公園こうえん散歩さんぽしてる
ベンチに座すわってるおじいさんの
古ふるぼけたラジオから忘わすれてたメロディ

突然とつぜんよみがえる あの頃ころの日々ひび
放課後ほうかごの河川敷かせんじき ふたり微妙びみょうな距離きょり
不器用ぶきようにキミが歌うたってた歌うた
僕ぼくはそれがとても好すきだったんだよ

いつしかキミがいない街まちにも慣なれた
捨すてずにいた手紙てがみも なくしてしまったよ

もしも 今いまのキミと 偶然ぐうぜん出会であったら
昔むかしの街まちで笑わらって 少すこしだけ少すこしだけ
こっそり泣なくんだろうな

野球部やきゅうぶ帰がえりの男おとこの子こ
噴水ふんすいで待まち合あわせの女おんなの子こ
あの頃ころに今いまの僕ぼくが戻もどったなら
二人手ふたりてをつないで ここにいたのにな

きっとこんな気持きもちも 明日あしたには全部ぜんぶ
消きえてしまうくせに ラジオは次つぎの曲きょく流ながす

もしも 今いまのキミと 偶然ぐうぜん出会であったら
風かぜのうわさでいつか聞きいた
素敵すてきなだんなさんのはなしも
少すこしだけ

もしも、もしもキミが
偶然ぐうぜんこの公園こうえんに
子供こどもといっしょに遊あそびに来きたら
きっと僕ぼくは 笑わらって僕ぼくは
キミに似にてるって言いうよ