裸の大宇宙…亡き岡本太郎氏に捧ぐ… 歌詞 遠藤賢司 ふりがな付

そうしてこの瞬間現在永却ときいまえいごう
加速度的かそくどてきに膨ふくらみ続つづける ソウ我われらが裸はだかの大だい宇宙うちゅうは
行いけども行いけども涯はてしなく
あらん限かぎりの見果みはてぬ夢ゆめ又また夢ゆめに ホラネ泣なき叫さけびながら
喜よろこびも 悲かなしみも幾いく億おく万光年まんこうねん月つき 耳みみを澄すませば 聞きこえてくるだろう
それはまるで君きみのようだ
それはまるで君きみのようだ

そうしてその君きみは生いきることに純粋じゅんすいで
気高けだかく美うつくしく 君きみだけのリズムを刻きざみ続つづけているよ
そのリズムはこの裸はだかの大だい宇宙うちゅうの内うちも外そとも
最初さいしょで最後さいごのかけがえのない たったひとつの夢ゆめなんだ
だからこの裸はだかの大だい宇宙うちゅうをも遥はるかに
飲のみ込こむほどの君きみだけの真白まっしろな画用紙がようしに そのリズムを大おおきく振ふりかざせ
過去かこも未来みらいもあるものか
ありったけの現在げんざいをかきなぐれ

この裸はだかの大だい宇宙うちゅうの全すべての善ぜんと悪あく
それは唯一無二ゆいいつむにの君きみの親友しんゆうでもあり それは又また君きみ自身じしんの姿すがたなのだ
だから誰だれに遠慮えんりょがいるものか この裸はだかの大だい宇宙うちゅうの風かぜに大おおきく眼めを見開みひらいて
その善ぜんと悪あくをBGMにあらゆるものに挑いどみかかれ
己おのれの痛いたみを 知しるほどに 君きみはもっともっと優やさしくなれるだろう
だから宇宙うちゅうを切きり裂さけ宇宙うちゅうを叩たたけ
宇宙うちゅうを切きり裂さき叩たたけ

ウ! たったの現在げんざいごとに ウ! 産うまれかわる君きみには
ウ! 生いきるためのすべなど ウ! これっぽっちもありゃしない
ウ! 君きみがこの宇宙うちゅうに ウ! 産うまれ落おちた
ウ! あの血ちまみれの ウ! 生命いのちも高たからかに
ウ! さあもっともっと ウ! 僕ぼくのそばに来きて
ウ! 君きみのリズムを ウ! 聞きかせておくれ
ウ! ウ! ウ! ウ!
ウ! さあ僕ぼくのリズムも ウ! 聞きいとくれ
ウ! ウ!
ウ! ああ君きみこそは裸はだかの大だい宇宙うちゅう～だ～