巴里の憂鬱 歌詞 杏子 ふりがな付

夢ゆめを見みさせてあなたと踊おどる
円舞曲ワルツさぁ来きて
背中せなかの薔薇ばらの刺青タトゥを
今更いまさら誰だれに見みせられるの ねぇ?

1(アン)、2(ドゥ)、3(トロワ)…
恥はずかしい程ほどに繰くり返かえすリズム
重かさなってあげる 熱あつい夜よるに

二人ふたりだけが知しっていた本当ほんとうの夏なつの色いろ
戯たわむれに交かわした約束やくそくを覚おぼえているの?

濡ぬれた黒くろいドレスが不埒ふらちな
雰囲気ふんいき(ムード)に艶ひかりだしてる…いやだ
De(デ)ja(ジャ)vu(ヴ)…燃もえる蜃気楼しんきろう
逃にげ水みずの中なかで囁ささやいた言葉ことば 口移くちうつしで

二人ふたりだけが知しっていた本当ほんとうの蜜みつの味あじ
徒いたづらに零こぼした果実酒かじつしゅに溺おぼれているの?

二人ふたりだけが知しっていた本当ほんとうの雨あめの音おと
気紛きまぐれに交かわした接吻くちづけを数かぞえているの?

二人ふたりだけが知しっていた本当ほんとうの愛あいの詩うた
あの日ひの暗くらい舞踏だんす会場ほーるで
今いまも踊おどっているの そう